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オードラゴン0,4号とシンカーアジング0,2号の比較インプレ!

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オードラゴンとの比較に最適なラインは、比重1,41のシンカーアジングだと思います。

 

マイクロフッ素繊維をコアにして、比重1,4を出しているオードラゴン。ゼクシオンという比重1,41の素材を編み込んで作られたシンカーアジング。

 

「それぞれ比重は近いけど、性能の違いはどうなのか?」と気になっている人も多いはず!!

 

というわけで、今回はオードラゴン0,4号とシンカーアジング0,2号を比較してみました。




太さ、真円、表面の滑らかさ比較

まずはオードラゴン0,4号とシンカーアジング0,2号の太さと真円、滑らかさを比べてみましょう。

上がオードラゴン0,4号、下がシンカーアジング0,2号。

画像では分かりにくいですが、シンカーアジング0,2号が、オードラゴン0,4号よりも僅かですが太いですね。

新品時の真円は、オードラゴンの方がきれいに出ていて、表面の滑らかさも、オードラゴンの方が滑らかですね。

ラインの太さ

シンカーアジング0,2号>オードラゴン0,4号

ラインの真円

オードラゴン0,4号>シンカーアジング0,2号

ラインの滑らかさ

オードラゴン0,4号>シンカーアジング0,2号

オードラゴン0,4号、シンカーアジング0,2号強度比較

新品時

オードラゴン0,4号(メーカー表記Max7,5lb)が平均1,89kg(4,13lb)

シンカーアジング0,2号(メーカー表記1,7kg)が平均1,71kg(3,77lb)

号数の差の割に、強度差があまりないですね。

しかしシンカーアジングは0,2号だけど、太さはオードラゴン0,4号よりも僅かですが太いです。

見た目の太さを考慮したら、オードラゴンの方が少し強度が出ていると思います。

実釣後の強度変化

約300匹アジを釣ったオードラゴン0,4号が平均1,46kgに低下。

8ヶ月酷使したシンカーアジング0,2号が約1,22kgに低下。

オードラゴンは部分的に、平均よりも極端に強度が落ちている場所がありますが、シンカーアジングは全体的に強度が落ちています。

また、オードラゴンは使用するとラインの伸びが出ていますが、シンカーアジングは使用してもラインの伸びは出ていません。

アタリの取りやすさ、感度

ヌーボコルトプロトタイプ612LーTを使用して、オードラゴン0,4号とシンカーアジング0,2号と5投ずつ交換して比較をしてみました。

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釣り方はリフト&フォールで、レンジクロスヘッド1,5gにワームはアジリンガーの組み合わせ。

結果から言うと、この時に感知できたアタリの数などは、圧倒的にシンカーアジングの方が多かったです

5投1セットの釣果は、オードラゴンは5投で1~2匹に対して、シンカーアジングだと5投で4~5匹。

合計4セット(20投)やってオードラゴンでの釣果は6匹シンカーアジングでの釣果は18匹

オードラゴン0,4号では感知できないアタリもシンカーアジングでは感知できました

シンカーアジングに変えた時だけ連発するので、隣で釣っていた人が「何かワーム変えましたか??」と不思議そうに聞いてくるくらいでした(笑)

アタリの取れ方で一番違いを感じたのは、ラインテンションが緩い時。

シンカーアジングを使った事がある人ならわかると思いますが、素材の恩恵でラインテンションが緩くても、アタリを感知しやすいです。

 

しかしPEラインは、ラインテンションが緩いとアタリが感知しにくくなります。

オードラゴンは比重が1,4あるので、「ラインテンションが緩くてもシンカーアジングのようにアタリが感知できるかな?」と思ってました。

 

しかし風があったり軽量ジグヘッドを使用してラインテンションが緩くなったり、アクションを入れた直後のラインテンションが緩い時にアタリがあると、シンカーアジングと比べてかなりアタリが取りにくかったですね

 

 

マイクロフッ素繊維が緩衝撃材的素材にもなりとあるので、おそらくこれが原因で、反響のアタリが出にくいのではないのかなと。

 

シンカーアジングじゃないと感知できないアタリも多数あって、夏の産卵のアジングで使用した時は、上記の数値よりもさらに差が出ました。

 

また、使用していくにつれてオードラゴンはラインが伸び、新品時よりもアタリが取りにくくなりました。

シンカーアジングは使用しても、ラインの伸びが出る事もなく、アタリの取りやすさも新品時と変わりませんでした。

ノットの難易度とノット強度

フロロカーボンをリーダーにしてFGノットで結束した場合。

オードラゴン0,4号×フロロ4lb。

シンカーアジング0,2号×フロロ4lb。

通常のPEラインと同様にノットが組めるオードラゴンの方が、シンカーアジングよりも結びやすいですね。

ノット強度

シンカーアジングだとラインの新品、中古に関わらずノット強度が70%ほど。

それに対してオードラゴンは、マイクロフッ素繊維が緩衝撃材的素材にもなり結束強度を高め、と説明にあるようにノット強度は95%出ました。

ノット強度はオードラゴンの方が上ですね。

しかしノット強度が高いという事は、根掛かりなどの際にノット部からラインが切れずに、メインラインが高切れする可能性があるので注意が必要です。

コストパフォーマンス

 

オードラゴン0,4号が150mで約1700~2500円。

 

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シンカーアジングが150mで約5000円、初期投資は圧倒的にオードラゴンの方が安いですね。

しかし、それぞれラインの感度などの性能を考慮してみると、それぞれ値段相応の性能かなと思います。

オードラゴン0,4号とシンカーアジング0,2号を比較インプレ!まとめ

オードラゴン、シンカーアジング、2つのラインを比較しましたが、それぞれのラインに一長一短ありました。

 

シンカーアジング0,2号の方がオードラゴン0,4号よりもラインの太さ、真円度、滑らかさで劣りますが、それをデメリットと感じさせない圧倒的感度で補っている。

特にラインテンションが緩い時にアタリを感知できるのは、圧倒的にシンカーアジングの方が上でした。

アクションを入れた直後にアジが食ってきた時、風の影響や軽量ジグヘッド使用でラインテンションが緩い時などで、違いがよくわかると思います。

こんなにアタリがあったのかと・・・。そして釣果にも大きく差がでました。

しかし圧倒的な感度がある反面、150mで5000円ほどと初期投資は高く、さらにラインの特性上、ノットは難しくなります。

 

 

オードラゴンはその逆で、初期投資は150mで2000円前後と安くノットもシンカーアジングと比較して簡単にできる。太さもきちんとした規格で作られているので、シンカーアジング0,2号よりもオードラゴン0,4号の方が細い

 

しかし、比重を出すためのマイクロフッ素繊維の影響なのか、シンカーアジングよりもアタリを感知しにくい。

 

特にラインテンションが緩い時は、差が顕著に表れ、釣果にも差が出ます。そして使用していくとラインの伸びが出て、最初よりもアタリが取りにくくなる。

 

オードラゴン、シンカーアジング、それぞれのラインに一長一短あり、個人の釣り方や好みで合う、合わないがありますが、双方のライン共に個性があって面白いですね。


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