今回は、トルザイトリングを搭載した自作のアジングロッドの欠点と土肥富のフックテスト話。
メバルシーズンもそろそろ終了ということで、土肥富のフックテストも追い込みをきちんとやっておきたいところ。
友人に借りているトルザイトリングを搭載した自作ロッドのテストも同時にやっておこうと思い、メバル狙いに行ってきました。
まずはプロトフックのテストから
最近は多数のプロトを持ち込んで、色々なシチュエーションでキャストしては針先の持ちなどの耐久性の確認テストをやってます。特に魚を釣るのが目的ってわけじゃなく、地道にコツコツと色々なデーターを取る作業。こういうの好きなんです。
その合間にちょいと潮のタイミングがよかったので、メバル釣りへ。
潮も高く「特に場所を絞らなくてもいいかな?」と思ってたけど、明かりにはメバルどころか小アジも付いてない状態。
「ならば闇に付いているかな?」と暗い場所に行くとポツポツメバルがヒット。
しばらくしていると1発良いサイズを掛けたんだけど、藻に巻かれてバラシ。特にサイズを狙ってたわけじゃなかったので構えてなかったんだけど、こういう魚を確実に取れない所がまだまだだな~と。
■タックル
ロッド:マタギブランク76
リール:05イグジスト2004、07ソアレ2500HGS
ライン:シンカーアジング、PE各種
リーダー:バスザイル6lb
フック:土肥富 プロト各種
ワーム:ネジネジ、アジリンガー
※このプロトフックはすでにテスト完了。ラッシュヘッドとして発売中です!
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トルザイトリング搭載の自作ロッドを使って気になった点
最近テストに使ってるロッドは、借り物の自作ロッド。
ブランクはマタギの76だったかな?にトルザイトリングを搭載したもの。感度も非常によく、張りのあるブランクもいい感じで、個人的には好きな感じに仕上がってます!
その自作のトルザイトリングを搭載したロッドと、市販品のSICガイド搭載のロッドと比較して「何か違うな~」と感じたのは飛距離の低さと糸鳴りの大きさ。
まずは飛距離。
キャストしてからガイドの抵抗が大きいのか急激に失速していくことがありました。
「ラインの真円が出ていないのでガイドの接地面積が増えた分、抵抗が大きくなって失速しているのか?」と思い各メーカーのPEラインなど試してみたけど、それほど大きな違いは感じられず。
PEなどの編糸だと真円度の高さに変わらず、ガイドとの接地面が大きくなった影響を受けて失速するのかなと。
もしくはガイドセッティングの問題のどちらかでしょう。
もう1つは糸鳴り。
最初はSiCと比較してちょっとノイズ(糸鳴り)が大きいかなと思う程度だったけど、途中から「ギィ~」とバイオリンを弾いてるような強烈な糸鳴りと振動が右手に伝わる時がありました(笑)
ロッドの先からリグの位置までの縦の角度、キャストした後に構えてるロッドの向きとリグの位置の横の角度がある一定の時に潮の抵抗が加わるとそのような糸鳴りの現象が起きる事が多かったような気が。
巻きの釣りをすると「ギイ~」と糸鳴りがするとは聞いてたのですが、巻かなくてロッドを立てながら食わせの間を入れるだけでも「ギィ~」と、かなりの糸鳴りがする事もあったのでびっくり。
これだけ糸鳴りがすると実釣ではかなりストレスを感じますし、糸鳴りがしていると魚が嫌がっているのか、アタリが遠のきます。
糸鳴りが発生している場合はアタリが無し。糸鳴りが無い場合はアタリがある、といった状況がよくありました。
今回の検証結果をビルダーさんに伝えたので、今後どのように進化させるのか楽しみです!
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