今年のフィッシングショー大阪、土肥富ブースには、実際にレンジクロス、フロードライブ、ラッシュヘッドなどの製品を使っていただいている方、土肥富製品に興味を持ってくださった方など、過去最高に多くの方に遊びにきていただきました。本当にありがとうございました。
過去最高に忙しかった土肥富ブースですが、少しだけ見学する時間をいただいたので、気になっていたアジングの製品をチェックしに行ってきました。
というわけで今回は、個人的に気になったアジング製品シリーズ、チェックできた一部を紹介します!
ルナキアシリーズ
まずはテンリュウさんのアジングロッド、ルナキアシリーズ。リールシートが西陣織ってイメージはありましたが、実物は店頭で見たことが無かったので触ってみたかったんですよ。
とりあえず、58、63のソリッド、610のチューブラの3本をメインで触って、ロッドのバランスや反響具合など色々と確認。
以前のルナキアシリーズは、あまり張りが強くなくてリトリーブの釣りに向いた感じのロッドだったけど、今回モデルは全体的に張りがある「リフト&フォール」の釣りに向いた感じの仕上がりになってましたね。
63のソリッドモデルは、バットからベリー部まで張りが非常に強くカッチカチ。ソリッド部分を繊細にすることで、ジグヘッドの操作感を分かりやすくしている感じ。
このロッド、「今まで使ったロッドですごく似ている感じのがあったよな~」と手の感覚の記憶をたどってみたら、ヌーボコルトプロトタイプ612L-HS(張りが強いソリッドの方)にそっくり。
ヌーボコルトプロトタイプ612L-HSを63の長さにして、リールシートをスケルトンに変えたようなイメージでした。
(リールシートの下についてるNEWのタグでロッドのバランスが分かりにくかった・・・。)
個人的に、ロッドバランスや反響など総合的に好みなのが、58のソリッドと610のチューブラモデル。
しかし58だと、「自分のいくポイントでは、あまり性能を生かせる使い方ができないんだよな~」と思ったり。個人的に操作性、飛距離、フッキングストロークなどを考慮したら、最低6フィートは欲しいところ。
となると僕がこの3機種の中で選ぶとしたら、610のチューブラになるかな~。
グリップにもチタンが使われているアジングロッド
今回見たかったアジングロッドの1つ。テイルウォークさんのグリップまでチタンで出来ているアジングロッド。
ソリッド、チューブラ、チタンティップの3種類あったけど、個人的に気になったのがチタンティップのやつ。
というのも「過去に友人が作ってくれた物と市販品がどのくらい違うのか?」というのと、「どのような状況でチタンティップを使うのを想定して作っているのか?」と言うのが知りたかったんですね。
というわけで、折角のフィッシングショー。このロッドを監修したテスターさんに色々と説明してもらいました。
質問
このチタングリップのアジングロッド、ソリッドティップのモデルよりもチタンティップのモデルの方が、ベリー部分が柔らかいと感じましたが、意図的に張りの強さを変えている理由は何かありますか?
回答
ソリッド、チタンともに同じブランクを使っています。
ソリッドモデルよりもチタンティップの方がベリーが柔らかく感じるのは、ティップ部分にソリッドよりも重さのあるチタンを使っているので、ティップのチタンの重さのせいで柔らかく感じるだけですね。
質問
個人的な感覚になりますが、これだけベリー部分に張りがないとリフト&フォールの釣りで合わせを入れた時に、ベリー部が合わせの力を吸収して合わせが遅れる気がするのですがどうですか?
回答
合わせも問題なく普通に決まります。ボートでもテストして水深14~15mのポイントでエステルライン0,3~0,4号でも、問題なかったですね。
質問
チタンティップの性能が生かされるのはどのような時ですか?
回答
パターン的にはボトムステイで釣る時です。ソリッドやチューブラでラインテンションを掛けた状態でボトムステイしても、ティップの反発が強いのでジグヘッドが手前に少しずつ動いてしまいます。
しかしチタンティップだとティップが入るので、ラインテンションを掛けた状態でもジグヘッドが底で動かずにじっと待つことができます。
その状態で1~2分ほどボトムステイさせておき、アジのアタリを待つパターンの時に効果を発揮します!
といった感じで、このほかにも色々と気になっていたことを質問して、教えていただきました。対応していただいたテスターさん、ありがとうございました!
最近、「各メーカーさんからチタンティップのロッドが発売され始めたな~」と思ってましたが、2年前にダイワさんの特許が切れたみたいですね。
それで、各メーカーさんからチタンティップのアジングロッドが出始めたみたいです。
チタンティップのアジングロッドは、ロッドビルドをする友人が作ったロッドを借してもらって使ってるのだけど、市販のチタンティップのロッドも1度は使ってみたいな。
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12万円のアジングロッド
続いてオリムピックさん。
今年くらいに「ヌーボコルトプロトタイプのモデルチェンジがあるんじゃない?」と密かに期待してましたが、まだモデルチェンジは無いみたいです。
まぁヌーボコルトプロトタイプの完成度が非常に高いってのと、まだ売れてるからモデルチェンジしないのかな?
その代わり?か分かりませんが、定価12万円のアジングロッドが展示されてました(笑)
オートクレーブ製法と言う方法で作っているので、値段が高いみたいです。値段が高い代わりに、従来のアジングロッドよりも製造時に寸法のバラツキが少なくて、品質が安定するみたいですね。
ちょっと触ってバランス、反響など確認しましたが、なかなか良いバランス、響きをしていました。
このロッドの設計者さんに、69の長さでソリッドにした理由や、ガイドをトルザイトにした理由など聞いてみたかったのですが、残念ながら僕が行った時は不在と言うことで話は聞けず・・・・。
ワインディングチェックのカラーを色々と選べるみたいです。
どうせならワインディングチェックの色を選べるサービスではなく、セミオーダーで熟練の職人さんがロッドを組んでくれるサービスがあったらめっちゃうれしいですね。
ブランクも数種類から選べて、ソリッドなら先径の細さやテーパーの指定ができる。
リールシートもIPSやVSS、SKなど選べて、リールシートの取りつけ位置も指定できて、好みのバランスにできる。
ガイドもSIC-Sやトルザイトなど好きなガイドを選べる。
こんな感じでオーダーで作ってくれるサービスがあるなら、絶対利用してみたいけど難しいかな?
アジングロッドもだいぶネタ切れになってきた?
アジングロッドって今までは、流行りによって張りが強いロッド(パッツン系)が多くなったり、軽量ジグヘッドが使いやすい柔らかいロッドが多くなったり、遠投系に使えるロッドが多かったり、と流行りによって各メーカーさんが作るロッドに、ある種一定の流れがある感じでした。
10年以上前は張りが強いパッツン系のロッドが多く、それから1g以下のジグヘッドが使いやすくて尚且つ20cm以下のアジでも曲がって楽しめるロッドの流れになり、最近の傾向としては10年以上前ほどではないけど、ややパッツン系のロッドが多くなってきてますね。
ただ、昔のように張りが強いパッツン系のロッドが多くなっているわけでもなく、各モデルのラインナップの中に張りが強いタイプのロッド、柔らかいタイプのロッドなど様々なタイプのロッドなど色々選べるようになってます。
さらに長さも4フィート台も登場しており、アジングロッドもかなり細分化されてきましたが、今までのように「右にならえ」的な方向性があまりないようにも感じます。
さらに最近では、チタンティップのアジングロッドや重量が30g以下のロッドなど、今まではロッドビルドをしている人が作っていたような個性的なロッドがメーカーからも登場するようになったので、アジングロッドもだいぶネタ切れになってきたのかな。
ここ数年でかなりアジングロッドの軽量化が進んでいるけど、僕はバランスが取れていれば正直、今の最軽量ロッドみたいに軽くしなくてもいいと思ってます。軽量化によるデメリットも少なからずありますし。
だけど感度と違って数値化できる重量。軽い方が売れるので、どんどん軽さを追求してしまうみたいですね。
感度は数値化できる?
そういや感度といえば、あるロッドメーカーさんが「ロッドの感度を測定して数値化して、分かりやすくしてみようか検討してみます」と話してました。
どのように測定するのか詳しく聞かなかったけど、感度って手で持つリールシート部分の振動とかを測定するのかな?
どちらにしろ感度が数値化されると、買い手が選ぶときに分かりやすくていいですね。
感度の数値化にめっちゃ期待しているので、検討しているメーカーさんには超頑張ってほしいです!!
土肥富初のトークショーの動画を公開
それでは最後に今回のフィッシングショーで行った、ラジオ関西の藤原さんとのトークショー。動画編集が終わったのでアップします!
※ラジオ関西の藤原さんには動画公開の許可を得ています。
しかし改めて動画確認したら、寝癖が酷いなw
土肥富初のトークショーイベント。予想以上に多くの方に来ていただき、めっちゃうれしかったです!
お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました♪
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