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【インプレ】アジストSD S63/SL~2万台で44gの超軽量ロッドの実力とは?

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こんにちは、矢野です。

 

今回はテイルウォークさんの新作アジングロッド、アジストSD S63/SLを詳しく紹介しますね。

このロッド、今年の西日本釣り博で軽く見ただけだったんですが、実売2万円台の価格で44gと超軽量なスペックだったので、感度やロッドバランスなどの総合的な使いやすさはどうなのか?密かに気になっていたんですよ。

 

 

その後、発売されたので、試しに購入して使ってみましたが、張りの強さなどは鯵道5GのS622ULに近い感じでしたが、感度は2万円台のロッドとは思えないくらい、予想以上に良かったですね。

近年の低価格帯のアジングロッドの進化を、改めて実感することができました。

で、このアジストSD S63/SLを気になる方も多いと思いますので、今回は感度やロッドバランス、性能を活かせる使いどころを詳しく紹介しますね。

 

この記事は、YouTubeでもアップしています。文字では伝わりにくい部分もあると思いますので、動画も合わせてご覧ください。

感度

感度に関しては、予想していた以上によく出ていました。この価格帯でこんなに感度が出ているんだな~と、ちょっとびっくりしましたね(笑)

同じ価格帯のアジングロッド鯵道5GのS622Lと比べても、アジストの方が感度は上でよく響きますね。

アクションを入れた時の手元にトントンと伝わる振動や、アジが食ってきた時のコッというアタリ、ジグヘッドが底に当たった時の感触など、鯵道5Gがちょっと湿った感じで伝わるのに対して、アジストの方が明らかにクリアに手元へ伝わります。

そしてアジが食ってきた時の、コッやカサッという明確なアタリが取れるのはもちろん、
アミパターンや産卵期の「ツッ」「モゾッ」としたようなアタリもしっかり取れました。

さらにジグヘッドが底に当たった時の感触もよく分かりますね。

岩や石に当たった時のコツっという硬い感触や、藻に乗った瞬間の「モワッ~」という柔らかい感触など、底質の違いが手元にしっかり伝わってきます。

コツコツという感触が伝わったら「そろそろ根に触れそうだな」といった判断もできるので、根掛かりを事前に回避するための大き目のアクションも入れやすくなるなど、釣り人に大きなアドバンテージがあります。

ただ、鯵道5G、S622Lと比べてティップが細くて~ベリーが柔らかいので、アタリをティップが吸収して反響が伝わらない時もありました。

鯵道5GのS622Lならコッとかカサッという反響のアタリが伝わるのに、アジストSSDならティップがちょっと重たくなるだけ・・・みたいな感じですね。

なので、釣果を伸ばすためには、そういったアタリもしっかり感知して合わせる必要があります。

ジグヘッドの操作感

アジングでよく使われる、1g前後のジグヘッドの操作感が明確に伝わりますね。アクションを入れた時に、トントンという振動が明確に伝わってきます。

0,5g前後の軽量ジグヘッドでも、無風時なら操作感は伝わってきますね。

よく使う1g前後のジグヘッドの操作感が分かりやすいので、アクションを入れた際にスカスカの操作感になって、何をやっているかさっぱり分からないってことや、今ジグヘッドがどこにあるのか全く分からない、ってことを減らせます。

ただ、扱いやすいジグヘッドの重さが1g前後で、0,5g前後の軽量ジグヘッドをメインで使う場合は、他のロッドを選んだ方がいいいですね。

持ち方の注意点

リールシートの形状の関係で、リールフットに指を挟む持ち方は持ちやすいです。逆にリーールフットに指を挟まない【前持ち】では、持ちにくいですね。

 

 

前持ちで持つと、アクションを入れた時に、ツルっと滑って竿を落としそうになりますし、持ち心地はあまり良くないです(笑)

なので、竿の持ち方は基本的に、リールフットに指を1本か2本挟んで持った方が、しっかり持ちやすいです。

ロッドバランス

ロッドバランスは正直言うと、もう少しいいバランスが欲しかったですね。

ロッド自体の重量は44gと軽いんですが、ロッドバランスはちょっとイマイチで、135gのリールを合わせると先重りのバランスになります。

特にリールフットに指を挟んで竿を持つと先重りを感じやすく、ロッドの自重以上に重たく感じますね。

実際に鯵道5GS622Lと持ち比べると、タックル総重量は鯵道5Gの方が重たいのに、振ると竿先がないような感じで、かなり軽く感じます。

リフト&フォールで釣る時のような、水平、もしくは水平よりも少し上に構えると、先重り間が伝わってタックルが重たく感じるので、ちょっともったいないですね。

前持ちで水平にバランスが取れる重さのリールは、23レガリスの175gくらいでした。

 

 

逆に投げて巻くだけのリトリーブで使うなら、竿を下げて構えるので軽いリールでも使いやすいバランスになりますね。

なので、もしかしたらリトリーブの釣りで使うのに適したバランスを意識して、あえて先重りのバランスになるようにしたのかもしれません。

投げやすさ

ロッドが柔らかいので、初心者の方でも結構投げやすいですね。

硬いロッドだと指を離すタイミングが結構シビアで、離すタイミングが早かったらフライになって飛んでいくし、遅かったら足元にライナーでドボンって突っ込むんですよね。

だけど、アジストSSDの63は比較的柔らかいロッドなので、硬いロッドのように指を離すタイミングがシビアでなく、初心者の方でも比較的投げやすい竿ですね。

ブランクも細身で、投げた時の空気抵抗が少なくて、気持ちよく投げれます。

 

 

逆に少し風が吹く条件で使うと、ブランクが柔らかいので狙った方向に投げにいです。正面に向いて投げたつもりでも、斜めに向かって飛んでいく・・・みたいな感じですね。

冬場の季節風が強く吹く条件で釣りをすることが多い場合が、ちょっと注意が必要です。

ロッドパワー

水深5mのポイントで、1.5gのジグヘッドをフルキャストした先の底付近でアジが食ってきた時に、フッキングできるパワーがあります。

ただ、ロッドが少し柔らかいので、水深が5mほどでも2g前後のジグヘッドをフルキャストした先の底付近で食ってきた時は、ちょっと合わせが決まりにくいですね。

この場合はリールを巻きながら合わせを入れる巻き合わせをするか、ラインの伸びが少ないPEラインを使うと、ロッドが柔らかくて合わせが決まりにくいってことを減らせます。

 

やり取りは、20cm以下のサイズでも竿が曲がってやり取りを楽しめますし、尺クラスでも余裕で寄せてこれます。

竿が柔らかい分、腕への負担も掛からずに楽にやり取りできますね。

 

 

アジの抜き上げは、28cmで200g前後のサイズまでは抜けました。ただ、尺クラスのサイズになると、ちょっと抜くのが怖かったので、網で掬いましたね。

まぁ尺前後でも竿を立てなければ抜けないことはないですが、竿に負担が掛かって傷むのも早くなるので、尺クラスのサイズになったら抜くよりは、網で掬うのがおすすめです。

あと、抜き上げの時に竿を立てて抜き上げると、ベリー部分に負荷が掛かって折れる可能性が高いので、真上に立てて抜くのではなく、横にスライドしながら抜き上げるのがおすすめです。

アジストSSD 63の性能を活かせる使いどころ

リールフットに指を挟む持ち方で竿を持ち、水深が5mほどのポイントで1.5gくらいまでのジグヘッドを使った、リフト&フォールの釣りに使ったり、投げて巻くだけのリトリーブの釣りで使うと、この竿の性能を活かせますね。

水深は浅めのポイントで、比較的軽いジグヘッドを使うといいって感じです。

後は特定のポイントでの釣り方になりますが、ジグヘッドをほとんど投げずに足元に落として探る、バーチカルの釣りでもティップからベリーかけて柔らかくて、テンションを感じやすいので使いやすいですね。

 

 

逆に水深5mを超えるポイントの底付近を探ることが多かったり、1.5g以上のジグヘッドを使うことが多かったり、風が良く吹く条件で釣りをすることが多い場合は、竿が柔らかいのであまり向いてないですね。

他の張りが強い竿を選んだ方が、快適にアジングができます。

まとめ

ということで、今回はテイルウォークさんのアジングロッド、アジストSD S63/SLを紹介しました。

水深5mくらいまでのポイントで、1.5gまでのジグヘッドを使ったリフト&フォールの釣りや、投げて巻くだけのリトリーブの釣りで使うと、性能を発揮できる竿でしたね。

2万円台で44gと超軽量に加えて、感度も良く出ていて、アジのアタリを感じて掛けるアジングの楽しさを味わえます。

逆にロッドバランスは、135gほどの軽いリールで合わせるとちょっと先重りする仕上がりでしたが、もしかしたら竿を下げて構えるリトリーブの釣りに合うように、設計されたのかもしれませんね。

そして、竿の持ち方は、リールフットに指を挟む持ち方で持たないと、安定せずに持ちにくいので、普段から前持ちをする方は注意が必要です。

とはいえ、2万円台で44gと超軽量で感度も鯵道5GのS622Lよりもよく出ていて、近年のアジングロッドの進化をよく感じることができましたね。

 

毎年のように色んなメーカーさんからアジングロッドが登場していますので、また気になった竿があれば使ってみたいと思います。

 

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