今回はティクトさんから発売されているチューブラのアジングロッド、JSR-64Tのインプレ記事になります。
■仕様と第一印象
6フィート4インチ、カタログ重量65g。
高弾性のチューブラによる恩恵でガンガン掛けていくのが売りのロッド。
全体的に張りが強くティクトらしさが出ているロッド。
ウエダのロッドに例えるならIR-64Sのバット部分を細くしたイメージですね(笑)
■バランス(ロッドの持ち方はリールフットに指を挟まないノーフィンガー(前持ち)での感想。)
装着リールは05イグジスト1003(160gくらい)と04ステラ1000PGSDH(185gくらい)の2種類。
05イグジスト1003だと若干の先重りを感じ、04ステラで水平になるくらい。
185gのリールで前持ちして持ち重りを感じたので、リールフットに指を挟む人だともっと持ち重りを感じるかなと。
このロッドのバランスに合うリールの重さは190g~210gあたりを選ぶとちょうど良いバランスで使用できると思う。
■感度、操作性(使用ラインはポリエステル、シンカーアジング、PEライン)
豆アジ~ギガアジ、アミに付いた吸い込みが弱いアジや産卵のシビアなアジのアタリも感知する事が出来た。
実売価格が3万円を切っているロッドということを考えたらよく出ているのじゃないかなと思う。
ロッド表記はノーシンカーから3,5gまで適正に使えると表記されているが、 高弾性のチューブラで張りが強く出来ているので1g以下の操作性は分かりにくい。
1g以上のジグヘッドを使ってジグヘッドをきちんと動かして、リフト&フォールの釣りをするのに向いている。
個人的に1g以下は操作感が分かりにくく、3g以上だとロッドのパワー不足で操作しにくかったので、1g~3gあたりがこのロッドでストレスなく操作できる重さだと感じた。
■キャスト
ブランクの細身なので風が強い場合でも風の抵抗が少なくて済み、尚且つ張りが強いので風にも負けずに振りぬくことが出来る。
愛媛は風がよく吹く地域なので、風が吹いた時にキャストできるロッドはありがたい。
■ロッドパワー
3gをフルキャストした距離で30cmのアジも問題なくフッキングする事もできた。
またこのロッドを使用したギガアジ狙いでは、1,8gをほぼフルキャストした距離で40アップのギガアジも問題なくフッキングできたのでパワーは特に問題ない。
アジの抜きあげは250g位までなら試してできた。
ただロッドをあまり立てずに、横にそっと抜きあげないとロッドにダメージを与えたり折れる可能性あるので注意が必要。
【超攻撃的なロッド】 ティクト JSR-64Tインプレ!まとめ
一言で言うと1g~3gくらいのジグヘッドを使用してリフト&フォールでアジを釣るのに向いているロッド。
ティップを下に下げて釣る巻きの釣りには向いてなく、他に適したロッドがあるでしょう。
実売価格の割に感度もきっちりと出ているので、豆アジや産卵のシビアなアタリも感知する事ができる。
その反面、張りが結構強いロッドなので、アジング初心者には操作感が分かりにくくて使いにくいかなと。
逆にこのロッドを使って1gのジグヘッドの操作感がわかるようになると、他のアジングロッドではもっと操作感がわかるようになると思います(笑)
瞬掛けというこのような尖ったコンセプトのチューブラロッドを出すのはかなり勇気がいったと思いますが、コンセプトの通りガンガン掛けていくタイプのロッドなので1g以上のジグヘッドを使って早いテンポでリフト&フォールで釣っていく人がとても好みそうなロッドだと思いました。
私はこういうロッド好きですね♪