今回は視点を変えてアジングにガルプを使うようになったことで、アジングのポイントを探したり釣り方が上手になった話。
ニューガルプにインプレ記事の時に、私がガルプを使い始めた経緯やガルプの弱点、ガルプが効くアジの種類などを紹介しました。
関連記事 【アジング】ニューガルプのインプレとガルプが効くアジの種類の話!
ガルプを使う事によって釣果がそれまでよりも上がるようになったのですが、ガルプを使い始めたことで釣果が上がっただけでなく、アジングのポイントを探したり釣り方が上手になるようになったな~と感じる事がありました。
言い方を変えるとガルプに成長させてもらったかなと。
その話を友人達にしたら予想以上にめっちゃ評判が良く、せっかくなので記事にしてみようと思います。
※今回の記事は、ベビーサーディン2inをガルプと表記して書いています。
アジングのポイントが探しやすくなった!
なぜガルプを使うとポイントを探しやすくなるか?というと、ガルプじゃないと釣れないと言ってもいいくらいガルプが強いパターンがあるからですね。
もちろんすべての場所でガルプが効果あるわけじゃなく、クリア系のワームがガルプよりも強い場面もありますが、ガルプの切れっ端でも釣れるくらい圧倒的にガルプが強いパターンもあるのも事実です。
今みたいにポイントの開拓ができてなかった10年ほど前。
ガルプが圧倒的に強いパターンがあるという話は友人から聞いてましたが、私はガルプを使わずにクリア系のワームメインでアジングをしていました。
「アジングに匂いは関係ないでしょ」と思っていた部分もありましたが、それ以外にも心のどこかで「ルアー釣りで匂い付きのワームで釣るのはちょっとな~」みたいなプライドがあったのも事実。
ガルプを使わず釣りをしていたのは、そのプライドの部分が大きかったかもしれないですね。
しかしある時ガルプ大好きな友人との釣行で、ガルプが強いパターンに遭遇。横でガルプで入れ食いの最中に、ジグヘッドの重さ、ワームを変えるなど引出しをすべて出し尽くしましたが、1匹も釣ることができませんでした。
そこで試しにガルプをもらって投げると、着水と同時にアジがヒットしたんですねw
それはもう衝撃的でした。ワームを変えたりジグヘッドの重さを変えるなど、引出しすべて出しても何も釣れなかったのに、ガルプを投げたらいきなり釣れるのですから(笑)
そして匂いなのか形状なのか比べる為に、ベビーサーディンとスクリューテールで比較した結果、30対0という差でボッコボコにされてしまったんですね。
その経験からアジングにおけるガルプの強さと必要性を強く実感。そしてガルプをアジングに使うようになりました。
「アジングで匂い付きを使うのはちょっとな~」と思ってたけどやっぱりアジングに行ったら、アジを釣りたいんですよね。自分の釣りたい欲求を満たすために、プライドは捨てました(笑)
そのような経緯でガルプを使うようになったのですが、今まで開拓した場所で「釣れなかったのでここにアジは居ない」と判断していた場所も、「実は通常のワームで釣れないだけで、アジが居たんじゃないか?」と思うようになりました。
ガルプの強さを知るまではクリア系のワームばかりで探って、それで反応がなかったら「ここにはアジがいない」と見切って、「この地形にはアジが入りにくいんだな」と自分の都合のいいように判断wそして、そのような場所には行かなくなっていました。
そこで、「今まで行ったけど、釣れなかったのでアジは居ない」と判断していたポイントにガルプを持って行ったんですね。
そしたらガルプを投げたら、釣れる釣れる。「何この釣れっぷりは・・・w」と思わず笑ってしまうくらいにw
クリア系の通常のワームだと全くアタリがないけど、ガルプに変えたら着水した瞬間に食っている時もあったりと、衝撃的な釣れっぷりでした。
「あぁ、やっぱりアジは居たけど、自分が釣ることができなかっただけだったんだ。」と薄々感じていた事を体験することができた瞬間でした。
それ同時に「しょうもないプライドなんか捨てて、もっと早くからガルプを使ってアジングを組み立てておけば、今まで開拓して回った時間が無駄にならなかったのに」と後悔しました。
それからは、今までの調査でアジが居ないと思っていた場所も、再びガルプを使って再調査。
そしてクリア系のワームとガルプの組み合わせでポイントの開拓、再調査をするようになり、通常のワームだけ使っていた時より効率よくポイント開拓できるようになり、ポイントの引き出しも増えて釣果も上がるようになりました。
ガルプを使うことで今まで探しきれなかったアジを見つけられるようになった時は、新しい世界がどんどん広がっていくようでめっちゃ楽しかったですね。
視点を変えてガルプを使う事で釣り方が上手になった!
アジングにガルプを使うことでポイントが探しやすくなった以外にも、釣り方など成長できたな~と感じる事があります。
池で鯉やフナを釣る場合、その場所に魚が絶対居るのはわかっているので、釣れなかったら釣り方などが悪いと判断できますね。
私は子供の頃に、のべ竿でフナや鯉を釣るのがめっちゃ好きだったんですが、湧水の泉で泳いでいるフナをどうやって釣ろうか必死に考えてました。上からずっと観察して回遊ルートを特定して、その部分に餌を置いて回遊待ちをして釣る。
餌はミミズじゃないと食わない場合や、茹でうどんがいい時も。茹でうどんの場合は、大きく付ける方が餌が目立ってフナが寄ってくるのが早くなったりと。
練り餌を使う場合は、色々と調味料などを配合して餌を作るなど色々と試していました。その場所に魚が居るから、釣れない場合でも自分の釣り方が悪いと考えて、工夫していくようにしていました。
しかし海でやるアジングは池の釣りと違って、その場所にアジが居るか正確にわからないんです。
居るか分からないけど「釣れなかったからアジは居ない」と自分に都合のいいようにはよくしますがw
アジが居るけど釣れない場合は釣り方が悪いと判断できますが、アジが居なければ何をやっても釣れませんw
それがガルプを使うことで、今まで通常のワームだけではアジが居るか居ないか分からなかった事が分かるようになるんですよ。
ただ、餌でも釣れないアジもいるし、ガルプを投げたからといって100%アジが居るか居ないか判断できるわけじゃない。
だけど「ガルプじゃないと釣れない」と言えるくらい強いパターンがある。その恩恵で通常のワームだけでは探しきれなかったアジが釣れるようになって、そこにアジが居るか居ないか?というのが高精度で判断できるようになる。
これはアジングにおいて、めっちゃ大きなアドバンテージじゃないですか。
餌ほどは釣れないけどガルプを使うことで、アジが居るというのが分かる。
アジは居たけどクリア系のワームが強いパターンもあったし・・・・・ほんとにガルプじゃないと釣れないの?と考える。
「アジが居るの分かったし、ちょっとガルプ使わずに色々と工夫して釣ってみようか!!」という視点で色々と釣り方を工夫しながら試してきました。
色々と試した例を挙げると・・・・・
ジグヘッドの重さが重たいから釣れない?ジグヘッドの重さが軽すぎるから釣れない?
キャロのが重いから釣れない?それとも軽いから狙いの深さを探れてない?
アジが居る深さをきちんと探れてない?
リトリーブの釣りだからアタリが無い?やはりフォールが良いのか?
フォールでアタリがない、じゃあリトリーブの釣りの方が良いのか?
ゆっくり動かしすぎているから見切られて食ってこない?早く動かしすぎているから追いつけずに食ってこない?
アクションが大きいからアジが嫌がっている?それとも小さいから見切られている?
アクション後の食わせの間の時間が短いから食ってこない?長く見せすぎているから食ってこない?
アクション後の食わせの間のスピードが速いから食ってこない?遅いから食ってこない?
ワームの形状、サイズが合ってない?
ワームの色が合ってない?
フックサイズが小さいからアタリに気が付かずに吐き出されてる?
針先が鋭くないからアジの口の中で針先が滑ってアタリが出ない?
ロッドの感度が悪いからアタリが取れてない?
タックルバランスが悪いからテンション抜けなどのアタリに気が付かない?
ラインの感度が悪いからアタリが感知できてない?
殺気が出ているから釣れない?
などなど、色々と考えて工夫しながら、アジングをするようになったんですね。
そのように意識して釣っていくことで、今までよりも丁寧に工夫しながらアジングをするようになって、新たに見えてきたことがありました。
宇和海のガルプが効く場所でのヒラアジ狙い。春先や冬場の低水温期は軽いジグヘッドでスローに釣った方がいい。けど軽すぎてもダメ、ちょうどいい重さを選択するのが釣果を伸ばすコツになる。軽いジグヘッドを使う場合、リアクションの要素が減ってワームに匂いがある方が有利だな。
ガルプを使ったら匂いの恩恵で、アジが釣れる深さの範囲が通常のワームと比べて少し広くなるな~。ただ通常のワームでも探ってくる深さをシビアに調整したらアジが釣れるから、丁寧にカウントを取らないといけないな。(カウント細かく取るのメンドクサイナw)
夏~秋のセグロ狙い、シャローに入ってきた高活性なアジは、スローに釣ると見切られるので重いのジグヘッドで早いテンポで釣った方がいい。ワームも1,8g以上のジグヘッドを使った場合は、ガルプと通常のワームでそれほど差が出ないな。ガルプとの差を感じるのは、同じ場所である程度釣ってアジがスレてきた時だな~。
2月の厳寒期の瀬戸内の砂地のポイントでのセグロ狙い。
底がギリギリ取れる2gのジグヘッドで底を探る。釣り方はアクションを2回入れたあとゆっくりロッドを立てながら食わせの間を入れるだけ。
その時のロッドを立てるスピードが、速すぎても遅すぎてもアジが食ってこない。ロッドを立てるスピードの速さをアジが食ってくる速さに調整するのが、口を使わせるコツになる。
通常のワームでも匂いが強めのワームを使えば釣れないことはない。でもガルプが一番アタリが多くてアタリの出方が大きいな~。低水温期でアジの活性も低いので匂いの影響が強く出るんだろ。
などなど一部の紹介ですが、このような経験をすることができました。
そのおかげでガルプを使ってアジングをするようになってから、釣り方の引き出しも増えて釣果も右肩上がりに伸びて、大きく成長する事ができたと感じています。
とは言っても、まだまだ分からない事も多くあり、今も日々の釣行の度に海から学んだり、色々な方と釣りに行った時に勉強させてもらったり、SNSやフィッシングショーで遊びに来ていただいた全国各地のアジンガーさんにご当地パターンなど教えてもらったりして、日々勉強させてもらってます。
アジングにガルプを使ったらポイントの見つけ方や釣り方が上手になった話!まとめ
私がアジングに嵌まり始めた当時、「匂い付きのワームで釣ったらちょっとな~」みたいなプライドが心のどこかにあったせいで、「匂い?関係ないでしょ」と言って素直になれずにガルプを使わなかったんですね。
そのせいでポイント開拓をする時に、ガルプが強いパターンのアジを見つける事が出来ずに、「そこにアジは居ない」と判断してポイント開拓をするのに大きく遠回りをしてしまいました。
ガルプが強いパターンを経験してからは、考え方を変えて積極的にガルプを使うようになり、ポイント開拓が楽になりました。いや~ほんとに楽になりましたね。今、「もしガルプがなかったら」と考えるだけでゾッとします(笑)
また、ガルプよりもクリア系が強いパターンを体験してからは、ガルプでアジが居るのを確認した後でも「ガルプ以外のワームでは釣れないのか?」と考えて、色々と釣り方を工夫するようにしました。
「ガルプで釣れた、やっぱりアジが居たんだ!」で終わるのではなく、アジングを上達させるためのツールとしてガルプを使うことで、ポイントの開拓、釣り方など上達することができました。
そんな色んな思い出と可能性が詰まったガルプ。
釣れるから使うだけではなく、アジングのスキルを上達させるツールという視点を持って使うことで、アジングがもっと楽しくなりました♪
※私が使っているガルプは、ベビーサーディンの2in。色はパールホワイトがお気に入り。どのガルプにしようか迷った場合は、ベビーサーディン2inをおすすめします!