こんにちは、矢野です。
今回は、
エバーグリーンさんから発売された
ソルセン、スペリオルシリーズ、
リライアンス 77M-Tのインプレです。
リライアンス 77M-Tは、
ソルセンシリーズのライトタフ、
PSSSー78Tの後継モデルで、
色んなリグが使える
バーサタイル(汎用性がある)ロッドとして、
2021年に発売になりました。
開発段階から気になっていましたが、
6万円を超える高額なのに加え、
フィッシングショーなどの展示会で
現物を触ってなかったのもあり、
かなり購入を迷ったんですよね。
しかし、僕が7年以上
遠投の釣りで使っていた
ライトタフ(PSSS-78T)が
いつ折れるか分からないくらい
かなりボロボロになっていたので、
思い切って購入しました。
購入するのにかなり迷いましたが、
このリライアンス 77M-Tというロッド。
リフト&フォールの釣りに
適した張りの強さで、
もちろん高感度。
そしてジグヘッド単体から
スプリット、キャロ、フロートまで
高次元で扱えるロッドで
めちゃめちゃいいですね。
ここまで多種多様なリグを
高次元で扱えるロッドは
ほとんど記憶になく、
アジングロッドの進化を
感じました。
予想以上にいい出来だったので、
初めて使った後すぐ友人に
「リライアンスめっちゃええよ」
思わず連絡したくらいです(笑)
アジのアタリを明確に
感知する感度はもちろん、
潮の流れの変化や
底質の把握能力など
より多くのアジを釣るための性能が
たっぷり詰まっています。
ライトタフでも
十分感度出ていたので、
リライアンスはどうなのかな?
と思ってましたが、
このリライアンスの方が
余裕で性能が上ですね。
ライトタフと比べたら
ちょっと気の毒なレベル。
リライアンス 77M-Tは、
定価6万円超えと
アジングロッドの中では、
かなり高額な部類に入ります。
しかし金額以上の
価値があると感じたくらい、
自分が予想していたイメージよりも
遥かに上回る素晴らしい仕上がりで
新しい世界が見えました。
リライアンスの感度(PE、シンカーアジング使用時)
感度はめっちゃいいですね。
さすがソルセンの
スペリオルシリーズって感じで、
市場にある量産品の
アジングロッドの中でも
トップと言ってもいいくらい
高感度に仕上がってます。
ライトタフと比べても
コッというアジのアタリや、
海底の底質や潮の流れの変化など、
圧倒的に手元に伝わる情報が
多いですね。
ちょっと予想していた以上に
手元に伝わる情報量が多くて
びっくりしました(笑)
スペリオルシリーズは
従来のソルセンシリーズよりも
全体的に感度などの性能が
大幅にアップしているのを
他のモデルを使って知ってましたが、
改めて高感度なのを認識しました。
通常のアジの
「コンッ」というアタリは
もちろん明確に
手元に伝わりますし、
産卵期のシビアな
「カサッ」や「ツッ」という
すっきりしないアタリも
きちんと感知できます。
さらにアジのアタリを
感知するだけでなく、
潮の流れの変化や効き具合も
明確に手元に伝わってきますし、
ジグヘッドやキャロが
海底に当たった時の感触で、
砂地、藻場、岩などの底質も
分かりやすいです。
リライアンス 77M-Tで
特にいいと感じた部分は、
潮の変化の感知能力。
ライトタフ 78Tよりも
ティップが少し柔らかく
なっているので、
潮の流れの変化が
とても分かりやすいです。
投げてアクションを入れて、
食わせの間を入れた時の
潮の強弱の違いによる、
ジグヘッドやキャロの
引き抵抗の変化が
手元に明確に伝わってきますね。
あまりの感度の良さに、
「潮の変化がめっちゃ分かるやん~」と、
思わずにやけてしまうくらい。
その恩恵で、
「この方向に投げたら
引き抵抗が増えたから
潮が効いている。」
「逆にこっちに投げたら
引き抵抗が減ったから
あまり潮が効いてないな。」
「じゃあ潮が効いていた方に
アジが付いているかな?」
みたいな感じで、
投げる方向によって、
潮の流れの違いを感知して、
アジの付き場を
見つけやすくなります。
実際にポイントで、
潮の変化を探るために
扇状に投げていき、
リライアンスから
手元に伝わる感触で、
潮の効いている方向を
探し出しています。
そして、潮が効いている場所を
重点的に攻めることで、
アジの付き場を素早く
見つけやすかったです。
この潮の流れの変化の
感知能力の高さは
釣り人側にとって、
大きなアドバンテージになりますね。
市場には、
価格はめっちゃ高くて
高感度を謳っているくせに
実際はイマイチなロッドも
たま~にありますが、
リライアンス 77M-Tは
きちんと価格に見合った
感度が出ています。
リライアンスの操作感(ジグヘッド、スプリット、キャロ、フロート)
個人的に使いやすいと
感じた重さは
1,5g~15g前後ですね。
ロッドには1g~25gまで
使える表記となっていますが、
1,5g以下のジグヘッドを使うと、
アクションを入れた時に
手元に操作感が伝わりにくいです。
無風時に1gのジグヘッドに
抵抗が大きいアジリンガーを付けて
アクションを入れても
操作感がスカスカした感じになり、
何やってるか分かりにくい状態に
陥りました(笑)
操作感が分かりやすい
ジグヘッドの重さは、
1,5g以上ですね。
逆に快適に操作できる重さは、
15g前後までのキャロや
フロートだと感じました。
15g以上の重たいキャロや
フロートを使う場合は、
リライアンスよりも
パワーのあるロッドの方が
向いてますね。
ジグヘッド単体から、
スプリット、キャロ、フロートなど
広範囲の重さの
色々なリグを扱えるロッドですが、
快適に操作できる重さの範囲は、
1,5g~15gくらいの
リグになります。
この範囲外の重さのリグを
メインで使うことが多いのであれば、
それぞれのリグの重さに向いたパワーの
他のロッドを使った方が
快適に釣りができますね。
僕は15g以上の重さの
キャロ、フロートを使う時は、
リライアンスよりもパワーがある、
マイティハンツマン 83Hを
メインで使っています。
リライアンスのロッドバランス
手持ちのリールの
180g~240gまでの範囲で
合わせましたが、
200gくらいのリールを
つけた時のバランスが
扱いやすかったです。
長さがある分、
先重りしやすいバランスになりますが
1g前後のジグヘッド単体メインの
繊細な釣りに使うロッドではないので、
あまり気になりません。
200g前後の
リールを使うことで
先重りの影響により、
各リグの操作感が、
分かりにくくなることもなく、
快適に使えました。
ただ、アクション後の
食わせの間を入れた時に、
ジグヘッドの重さがフッと軽くなる、
テンション抜けのアタリを
取るのが難しいですね。
まぁリライアンスのような
比較的パワーのあるロッドは、
ジグヘッド単体で、
テンション抜けのアタリを取る
繊細な釣りに使う竿ではないので、
特に気にしていません。
リライアンスのキャスト性能
ジグヘッド単体やスプリット、
キャロやフロートなど、
色々な種類のリグが、
予想以上に投げやすかったです。
最初に投げる前は、
ロッドの張りが強いので、
1,5gのジグヘッドや
2g前後のスプリット、
5g以下の軽めのキャロなど
ロッドにリグの重さが乗らずに、
投げにくいかと思ってました。
実際に78Tのような
張りの強いロッドだと
投げる時にジグヘッドの重さを
竿に乗せにくいので、
ある程度使って慣れるまでは、
投げるのが難しくなります。
しかリライアンスは
1,5gのジグヘッドでも
予想以上に投げやすく、
15gのフロートでも
気持ちよく投げれました。
しかしロッドの表記では、
25gまで扱えるとなっていますが、
正直15g以上のフロートを
思いっきり力を入れて投げると
簡単に折れそうで怖いです。
最大25gまでの
フロートを投げましたが、
投げた瞬間に竿が折れる、
キャスト折れが怖いので、
フルキャストはやってません。
19gのフロートを投げる時で
70%くらいの力。
25gのフロートの場合は、
50%くらいの力に抑えて
投げるようにしています。
でないと、
投げた瞬間にパキッと
折れそうで怖いです。
メーカーの表記を信じて
思いっきり投げてもいいですが、
正直6万円を超えた竿で
試す勇気はありません(笑)
また、力いっぱい投げすぎると
ロッドに負荷が掛かりすぎて
寿命が短くなったり、
破損する可能性があります。
なので僕は、
15g以上の重さのキャロや
フロートを使う時は、
たらしを長めに取って、
力を少し加減しながら
投げるようにしています。
リライアンスのロッドパワー
合わせ
PEライン使用時に、
15gのフロートを
50mほど遠投して
線径0,71mmのフックでも
フッキングできるパワー。
3gのジグヘッドを
フルキャストして
10mの底付近の距離でも
フッキングできる
パワーがあります。
77の長さということで、
フッキングストロークも十分あり、
ロッドのパワー不足により
フッキングが決まらないことは
今のところ感じてません。
柔らかいロッドだと
合わせの力をロッドが吸収して
フッキングが決まらずに
かなりストレスを感じますが、
リライアンス 77M-Tは
そのようなストレスとは無縁で、
積極的に掛けていく
楽しさを味わえます。
やり取り
魚を掛けた後に綺麗に曲がって
引きを吸収してくれるので、
腕に負担をかけることなく、
楽に魚を浮かせてくれます。
竿が勝手に魚を浮かせてくれる
イメージですね。
魚を掛ける前は張りが強いので
高弾性のロッドでよくある、
掛けた後に魚が激しく暴れる現象が
起きると思ってました。
しかし、
採用している素材の恩恵なのか、
予想以上にやり取りが楽だったので
ちょっと驚きました。
ライトタフだと
ロッドの反発が強い分、
魚がガンガン暴れて
腕に負担がモロにきましたが、
リライアンスは竿が曲がるので、
魚を掛けてもあまり暴れずに
簡単に寄ってきます。
竿が魚を勝手に浮かせる感じですが、
あまりにすんなり寄ってくるので
魚のサイズが小さく感じることも
何度かありましたね(笑)
45cmの鯛を釣った時も
引きが鯛っぽいけど、
簡単に寄ってくるから、
尺くらいの鯛かな~と思ったら、
実際は45cmありました。
尺くらいの鯛と思ってたので
抜き上げようとしたら
予想以上に重たくて
「あれっ?思ったより大きい?」
みたいな感じで、
慌ててアミで掬いました(笑)
しかし竿が曲がって
やり取りが楽になるとはいえ、
魚を掛けた後は、
水平よりも少し上に構えて
ドラグを滑らしながらやり取りすると、
腕の負担も軽減できて、
魚とのやり取り時間も短縮できます。
あまり竿を立てた状態で、
やり取りをすると、
足元まで魚を寄せた時に
急に走られたりした場合、
ロッドのベリー部分に
負荷が掛かりすぎて
簡単に折れる場合があるので
注意してください。
抜き上げ
試した抜き上げは
32cmのアジ(約300g)
28cmのメバル(約400g)までですが、
恐怖感なく余裕で
抜き上げれました。
この感じだと、
40cmくらいのアジでも
余裕で抜けそうですね。
ただ、40cmのアジを抜ける
パワーがあるとはいえ、
抜き上げ時に竿を立てすぎると、
ベリー部分に負荷が掛かりすぎて、
簡単に折れる可能性があります。
さらに、重い魚を抜き上げていると、
ロッドに負担がかかって
ダメージが蓄積していき、
寿命が短くなってしまいます。
なので、
ある程度重量がある魚の場合は
抜き上げて取り込むよりも
アミで掬った方が
ロッドのダメージを減らして
長く使えます。
僕はそういった理由で、
ある程度の重量がある魚は
アミを使って取り込んでいます。
リライアンス77M-Tの性能を活かせる使いどころ
とにかく汎用性が高い
アジングロッドなので、
ジグヘッド単体やキャロ、
スプリット、フロートなどの
色々なリグを使って、
水深1mほどの、
シャローポイントから
水深10m超えの、
ディープなポイントなどで、
リライアンスの性能を活かせます。
しかも各リグが、
「とりあえず使えるよ」
というレベルではなく、
それぞれ高次元で使用できます。
使用ラインはPEライン、
シンカーアジングが相性いいですね。
水深1mほどのシャローのポイントで
フロートを使って遠投したり、
10m超えのディープなポイントで
1,5g以上のジグヘッドや
キャロを使って遠投で
沖のアジを狙うなど、
ホント色んな場所で
性能を発揮してくれます。
逆に港湾部で1,5g以下の
ジグヘッド単体を使ったり、
15g以上のキャロや
フロートを使うことが多いなら
別のロッドを選んだ方が
快適に釣りができます。
僕がリライアンスを使う時は
基本的にPEラインを使って
1,5g以上のジグヘッド単体で
尺アジ以上のサイズを狙う時や、
スプリット、キャロ、フロートなどの
遠投の釣りで使っていますが
今のところ遠投の釣りでの出番が
圧倒的に多くなっています。
まとめ
リライアンス1本あれば
ジグヘッド単体やスプリット、
キャロ、フロートなどを
シャローからディープのポイントで
それぞれ高次元でこなせるという、
めっちゃ汎用性の高い
素晴らしいロッドでした。
汎用性が高いだけでなく、
産卵期のシビアな
アジのアタリはもちろん、
潮の流れの変化なども
手元で感知しやすく、
多くのアジを釣るための性能が
詰め込まれています。
特に潮の流れの変化を感知しやすく、
ロッドから手元に伝わる引き抵抗で、
潮の変化を感知して、
アジの付き場を探して釣った時は
めっちゃ気持ちいいですね。
予想していた以上に
素晴らしい仕上がりで、
いい意味で期待を
裏切られました。
値段も6万円以上するので、
購入するのにかなり迷いましたが、
思い切って買ってよかったですね。
かなり使用頻度が
高くなっています(笑)
やはりスペリオルシリーズは、
モデルによって多少違いがあれど
量産品のロッドの中では、
トップと言ってもいいくらい
高感度に仕上がってます。
その分、値段は高いですが、
それだけの金額を出すだけの
価値はありますね。
アジのアタリも明確に取れますし、
ロッドから伝わる潮の変化や
底質などの情報から、
海中の様子がイメージしやすくて、
使っていてめっちゃ楽しくなります。
高感度だけでなく、
ジグヘッド単体からスプリット、
キャロ、フロートなど、
色々なリグを高次元に扱える
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