この記事を書いた人

あおむし/矢野。愛媛県在住。国内最古の針屋、土肥富のテスター。レンジクロスフック、レンジクロスヘッド、フロードライブヘッド、ラッシュヘッドの設計、テストを担当。アジングで累計20000匹以上のアジを釣った経験を元に、より多くのアジを釣るための情報を発信しています。

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アジングリール

失敗しない!アジングリールの選び方の4つのコツとおすすめリール!

こんにちは、矢野です。

 

今回はアジングリールの

選び方の4つのコツと

僕が使っているおすすめの

アジングリールを紹介します。

 

 

アジングリールは、

竿、糸、針、ワームと比べて

釣果に与える影響は

それほど大きくないです。

 

しかしリールの選び方を

間違えてしまうと、

アクションを入れても

ジグヘッドの操作感が

分かりにくかったり、

繊細なアタリが

取りにくくなるなど、

釣果に影響が出る場合もあります。

 

最近、アジングリールについての

問い合わせが多くあったので、

僕がアジングリールを選ぶ時に

基準にしている4つの内容と

使っているリールを紹介します。

 

この記事の内容は、

YouTubeでも公開していますので、

ラジオ代わりにでもどうぞ!

 

 

アジングリールを選ぶ4つのコツとは?

 

アジングリールを選ぶときに

僕が基準としている内容は、

 

①重量

②巻き心地

③ギア

④リールのサイズ(スプール径)

 

必ずこの4つを意識して

アジングリールを選んでおり、

特に意識しているのが、

重量と巻き心地になります。

 

それぞれの理由を

各項目別に述べていきます。

 

アジングリールは重量を意識して選ぶ

 

僕がアジングリールで

1番重要視するのが

重さになります。

 

なぜ重さを

重要視するのかというと、

アジングはタックルバランスが

非常に重要になります。 

 

タックルバランスというのは、

竿にリールを取り付けた状態の

バランスのことをいいます。

 

このタックルバランスが

良くなる重さのリールを

選ぶ必要があります。

 

 

どのバランスが良いかというと、

リールを取り付けて

ロッドを持った時に、

水平前後のバランスに

なるのがいいですね。

 

できれば水平から

水平よりも少し上になる

バランスがいいです。

 

理由は、

アジングは基本的に

リフトアンドフォールの釣りが

メインになり、

竿を水平から水平よりも少し上に構えて、

竿を上下に動かして

アクションを入れることが多いです。

 

 

なので、水平より下になる、

いわゆる先重りのバランスになると

アクションを入れた時に

ジグヘッドの操作感が分かりにくくて、

今何やっているか

さっぱり分からなくなります。

 

また、アクション後に

食わせの間を入れた時に

ジグヘッドの重さが

フッと軽くなる

テンション抜けのアタリが

取りにくくなります。

 

そういった理由から、

タックルバランスは

水平か水平よりも

少し上のバランスになるように、

リールを選んでいます。

 

じゃあ何gのリールを選べば

いいタックルバランスになるのかというと、

それぞれ竿自体のバランスや、

グリップの持ち方によって変わるので、

一概にこの重さが良いとは言えません。

 

 

例えばリールフットに

指を挟まない持ち方だと、

指を挟んだ時より

重心が前になるので、

軽いリールでもバランスが

取りやすくなります。

 

 

逆に人差し指と中指の間で挟んだり、

中指と薬指の間で挟む持ち方の場合は、

指を挟まない持ち方の時よりも

重心が後ろになるので、

重たいリールの方が

バランスが取りやすくなります。

 

また、竿のバランスで説明すると、

TFL63S改になると、

145gのリールを付けた状態で、

水平より少し下に下がる

バランスになります。

 

しかし宵姫華の66MLに

145gのリールを付けたら、

先重りのバランスになります。

 

そこで宵姫華を

190gのリールに変えたら

先重りが少し解消される

といった感じで、

竿によって合う重さが

変わります。

 

なので、

使っている竿自体のバランスや

持ち方によって、

タックルバランスが取れる

リールの重さが変わるので、

一概にこの重さがいいとは

言えません。

 

そういった理由で

リールを選ぶ時は、

自分が使っている

竿や持ち方に合わせて、

タックルバランスが取れる

適切な重量のリールを

選ぶのがベストです。

 

初心者におすすめのアジングリール

初心者の方におすすめなのは

18レガリス1000Sですね。

 

値段は7000円前後で売られていて、

重量はなんと185g。

 

1万円以下のリールとしては

かなり軽いです。

 

そしてこの185gという重さが、

市場にあるアジングロッドと

相性がいいです。

 

 

個人的な感覚ですが、

6~7割くらいは、

この重さでバランスが取れる

アジングロッドになると思います。

 

なので初心者の方が

最初に買うアジングの

ジグヘッド単体用のリールには、

18レガリスの1000か2000番を

おすすめします。

 

コスパ最高のリール!18レガリスをアジングにおすすめする3つの理由!

アジングリールは巻き心地を意識して選ぶ

2番目に

巻きごこちを意識して

選んでいます。

 

巻きごこちとは

巻き始めの軽さではなく、

主に巻いた時の

ギアの引っかかりなどの

ゴリ感などの違和感ですね。

 

ゴリ感のあるリールは

巻いた時に、

コリコリといった感じで

違和感が手元に伝わります。

 

これは新品のリールでも

個体差があるので、

購入の際は注意が必要です。

 

 

このゴリ感が、

アジングではかなり厄介で、

アクション後にリールを巻いて

食わせの間を入れた時に、

ゴリゴリという感触が伝わると、

それをアタリと勘違いしてしまいます。

 

特に低水温期や産卵期などの

繊細なアタリが多くなる時期は、

このゴリ感を

アタリと勘違いしやすくなります。

 

それが物凄くストレスで

集中できなくなるので、

価格帯に関係なく

必ずゴリ感のない、

巻きごこちの良いリールを

選ぶようにしています。

 

アジングリールはギアを意識して選ぶ

ギアはハイギア、

ノーマルギア、

パワーギアなどがありますが、

僕は基本的に

ハイギアのリールを選ぶことが

多いです。

 

ハイギアのリールを

好んで使う1番の理由は、

手返し良く探れるからです。

 

 

巻き取り量の多い

ハイギアのリールを使うことで、

アクション後のラインスラック、

いわゆる糸ふけを

素早く回収できて、

アタリを取る食わせの間に

入ることができます。

 

さらには合わせをミスって

ワームがズレた時など回収や、

キャロ、フロートなどの

遠投時の回収も

ノーマルギアやパワーギアと比べて

早く楽にできます。

 

さらにアジを掛けた後も

素早く寄せることができるので、

短い地合いでも

数を釣りやすくなります。

 

そういった理由で

ほぼハイギアのリールを

アジングに使っています。

 

ハイギアのリールは

巻き始めが重たく感じるので、

ハイギアのリールを使ったことがない方は

違和感があるかもしれません。

 

 

 

僕も初めて

ハイギアのリールを使ったのが、

07ソアレの2500HGSでしたが、

最初は巻き始めの重さに

戸惑いました。

 

しかし使っていくうちに

慣れてきたので、

これはもう慣れだと思います。

 

一つ注意点として、

ハイギヤは巻き取り量が多いので、

1g以下のジグヘッドで

近距離を探る釣りをすることが

多いので有れば、

あまりハイギヤの恩恵は

ありません。

 

なので、ノーマルギアや

パワーギアをお勧めします。

アジングリールはサイズを意識して選ぶ

リールのサイズは

ダイワ、シマノともに

1000~2500番までのサイズで

選んでいます。

 

理由は、

2500番以上のサイズのリールになると、

スプール径とバットガイドの

大きさに差が出て、

投げた時の抵抗が増えて

飛距離が低下する

可能性があるからですね。

 

2500番までのリールであれば、

ガイドの抵抗で飛距離が変わるのは

特に気にしてません。

 

僕がリールの番手を

選ぶ時の基準として

6フィート台までのロッドで

ジグヘッド単体で

尺くらいまでのアジを狙うなら

1000~2000番で

タックルバランスが取れる

重さのリール。

 

7フィート以上のロッドで

ジグヘッド単体で

尺アジやギガアジ~を狙う時や、

キャロやフロートで遠投する時は、

2500番でタックルバランスが取れる

リールを選んでいます。

 

この遠投のタックルの

リールに関しては、

ジグヘッド単体の時ほど

タックルバランスは

重要視してません。

 

僕がアジングで使っているリール(2021年4月現在)

2021年4月現在、

僕がアジングで使っている

リールを紹介します。

 

ジグヘッド単体用(尺アジまで)

 

18レガリス1000S

 

17スティーズタイプ1ハイスピード

 

19ヴァンキッシュc2000SHG

 

ルビアスエアリティ2000ーH

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ジグヘッド単体(ギガアジ)、

キャロ、フロート用

 

19ヴァンキッシュ2500SHG

 

19セルテート2500XH

 

07ソアレ2500HGS(引退間近)

アジングリールの選び方、まとめ

今回はアジングリールの選び方を

紹介しました。

 

タックルバランスが取れる重量、

ゴリ感のない巻き心地、

釣り方に合わせたギアと番手、

この4つを意識することで、

簡単にアジングリールを選べます。

 

ぜひ参考にしていただければと思います。

 

 


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