こんにちは、矢野です。
今回は、
初心者でもすぐにできる
エステルを使った時の
合わせ切れを防ぐ
3つのコツについて紹介します。
アジングのジグヘッド単体の
主流となっているエステルですが、
初心者の方がぶち当たる壁が、
合わせを入れた時に
ラインがブチッと切れる
合わせ切れだと思います。
アジのアタリがあったので
張り切って合わせを入れたら
ブチブチとラインが切れまくる。
いやいや、
ちょっと合わせを入れただけで
これだけブチブチ切れるなんて
こんなの使い物にならないよ・・・。
ってなった方も
多いかなと思います。
そんな僕も、
エステルを使い始めたころは、
合わせ切れを連発していたので、
釣りをしている時間よりも
糸を結び直している時間の方が
圧倒的に長かったですね(笑)
そんなアジング初心者の
悩みの種である
エステルの合わせ切れですが、
合わせ切れを防ぐコツが
3つあります。
この3つのコツさえ
押さえておけば、
アジング初心者でも
合わせ切れの悩みから解放され、
快適にアジングを楽しめますので、
ぜひ参考にしてください。
エステルをよく知らない方は、
こちらの記事で詳しく解説していますので、
ご覧いただければと思います。
エステルの合わせ切れを防ぐ3つのコツは?
初心者でも簡単に
エステルの合わせ切れを防げるコツは
3つあります。
①エステルの劣化を確認する
②リーダーとの太さの
バランスを確認する
③竿の硬さに合わせて
ドラグ設定をする
たったこれだけです。
この3つのコツを実践するだけで、
アジング初心者でも簡単に
エステルの合わせ切れを減らし、
快適にアジングを楽しむことが
できるようになります。
それではそれぞれの項目について
解説していきます。
エステルの劣化を確認する
まず合わせ切れの原因で
1番多いのが
知らないうちに
エステルが劣化していて
合わせ切れが多発する
という内容になります。
エステルは、
アジを掛けたり
根掛かりをして外そうと
引っ張ったりすると、
ラインに負荷が掛かって
伸びて細くなっていき、
新品の時よりも強度が落ちます。
特に何度も合わせを入れて
アジを掛けていくと、
ラインに負荷が掛かってるので、
知らないうちに
劣化していることが多いです。
過去にとあるエステルの0,3号で
5mほどの高さのあるポイントで
25cm前後のアジを10匹ほど釣ったら、
ラインが伸びて簡単に切れるくらい
劣化したこともありましたね。
その当時は原因が分からずに
なんでこんなに早く
エステルがプチプチ切れるんだ?
と頭の中で?マークが
浮かびまくってました(笑)
エステルの種類やドラグ設定値、
使用するタックルでも
劣化スピードに違いはありますが、
10匹くらい釣っただけでも
簡単に劣化する場合もあります。
劣化して切れる場合の対処法として、
下の画像のように
ラインを両手で軽く引っ張って、
劣化した部分をカットして
綺麗な部分のラインを使うことで、
ラインの劣化による合わせ切れを
減らすことができます。
常に劣化してない範囲を
使うイメージですね。
ラインが新品の状態で
引っ張った力と
同じ力で引っ張ると、
劣化したラインは
簡単にプチプチ切れるので、
初心者の方でもすぐに
ラインの劣化が分かると思います。
特に合わせを入れて
負荷が掛かった部分や
根掛かりで負荷が掛かった部分が
極端に劣化しやすいので、
その部分までカットしてやると
安心して使えます。
ラインが劣化している範囲ですが、
大体2,3m~10mくらいの長さが
劣化していることが多いです。
これはアジが釣れた時の距離によって
劣化している範囲が変わるので、
遠くでアジを掛けまくった場合は、
かなり長い距離が劣化しますし、
足元でアジを掛けまくった場合は、
短い距離しか劣化しません。
10m沖でアジを掛けまくったら
ジグヘッドから10m先の範囲が
極端に劣化している。
5m先でアジを掛けまくったら
ジグヘッドから5m先の部分が
極端に劣化しているという感じですね。
また、車にリールを保管して
紫外線に当てまくると、
劣化スピードも速くなるので、
注意が必要です。
劣化した部分を
カットするタイミングですが、
家でタックルを準備する時を
おすすめします。
というのも、
もしポイントでタックルを準備して、
エステルとリーダーを結ぶ前に
劣化した部分を引っ張って、
カットするようにした場合。
劣化した範囲が広くて
カットする部分が長ければ、
残りのライン量が少なくなって、
釣りが出来なくなる可能性もあります。
特に糸巻き量が少ない場合は
要注意です。
1,3gのジグヘッドを投げて
スプールの底が見える場合、
1回根掛かりして切れたら、
糸がなくなって、
釣りが出来なくなるレベルです(笑)
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友人が過去に、
釣り場で劣化したエステルを切りすぎて、
リールの糸がほとんどなくなって、
速攻帰宅したこともありましたし、
僕自身も糸巻き量がヤバい時が
何度かありました(笑)
そういったことがあるので、
釣行前に家でタックルを
準備をしている時に、
ラインの劣化を確認することを
おすすめします。
家なら劣化したラインも
すぐにごみ箱に捨てれますし。
という感じで、
もしあなたがエステルを使って
合わせ切れが多発するなら、
最初にエステルが
劣化していないか確認することを
おすすめします。
ちょっとしたことですが、
この劣化した部分を
カットして使うだけで、
合わせ切れを
かなり減らすことができますので
ぜひお試しください。
リーダーとの太さのバランスを確認する
最初にエステルの劣化を確認して、
それでも合わせ切れが多発するなら、
エステルとリーダーの太さの
バランスが悪い可能性があります。
エステルを使う時は
基本的にリーダを付けて使うのが
一般的になっています。
というのも
メインラインで使うエステルは、
0,3号前後とかなり細く、
ジグヘッドに直結で使ったり
岩やテトラに当たると
簡単にプチッと切れてしまいます。
過去に0,3号のエステルを
直結で使ったことがありますが、
髪の毛を結んだんじゃないか?と感じるくらい、
簡単にプチッと切れました(笑)
そういった理由から
僕はエステルを使う時は、
基本的にリーダーを付て
使うようにしています。
ただ、このリーダーですが、
適当に太さを選べばいいのではなく、
メインラインの号数に合わせて
適切な太さのリーダーを選ばないと、
リーダーとの結束強度が著しく下がり、
合わせ切れが多発する原因となります。
例えば、
エステル0,3号に対し、
2号のリーダーを使った時と
エステル0,3号に対し、
1号のリーダーを使った時では、
2号のリーダーを使った方が
強度は高そうに見えます。
しかし実は、
1号のリーダーを使った時の方が
エステルとリーダーの
太さのバランスが良いので、
結束強度が高くなるのです。
逆に2号を使うと
エステル0,3号に対し
リーダが太すぎるので、
1号を使った時よりも
結束強度が下がります。
その結果、
合わせを入れて
結束部分に負荷が掛かると、
1号では切れないのに
2号では簡単に切れるという
逆転現象が起こります。
実は僕も、
この内容は何度も経験して、
2号の方が太くて強いのに
なんで1号を使った時の方が
合わせ切れが少ないんだ?
と悩みまくってました(笑)
とりあえずリーダーは
太い方が安心だと考えて、
結束強度のことは
頭になかったからですね(笑)
しかし、エステルの太さと
リーダーの太さが極端に違うと
結束強度が下がることを知り
メインのエステルと
リーダーの太さのバランスを
考えるよう選んだら、
結束強度が下がって
合わせ切れが多発することが
ほぼ無くなりました。
そして、
リーダーはとりあえず
太ければいいのではなく、
エステルの太さに対し、
結束強度が出る太さを
選ぶ必要がある
ということを学びました。
ではエステルの太さに対して
何号のリーダーを使えばいいのか?と
分からない方も多いと思いますので、
僕が使っている
リーダーの太さを紹介します
エステル0,2号
リーダーの太さ
0,6号~1号
エステル0,3号
リーダーの太さ
0,8号~1,25号
エステル0,4号
リーダーの太さ
1号~1,25号
エステル0,5号
リーダーの太さ
1号~1,5号
このような感じで、
エステルの号数に合わせて
リーダーの太さを変えています。
この組み合わせで使う事で、
エステルとリーダーとの
太さのバランスが悪くて、
結束強度が下がるのが原因で
合わせ切れすることなく、
快適に使えています。
繰り返しますが、
注意しないといけないのは、
エステルの号数に対して
太すぎるリーダーを
使うことですね。
太すぎるリーダーを使うと
結束強度が下がるだけで、
釣果が上がるメリットは、
ほぼないと言ってもいいでしょう。
もし、あなたが、
エステルの劣化している部分を
何度もカットしても
合わせ切れが多発するなら、
リーダーとのバランスが悪くて
結束強度が低くなっている
可能性がありますので、
ぜひ一度、リーダーの太さを
見直してみてください。
竿の硬さに合わせてドラグ設定をする
エステルの劣化を確認して、
リーダーとの太さの
バランスも合わせても
合わせ切れが多発する場合は、
ドラグ設定が悪い可能性があります。
そこで、合わせ切れしないように
ドラグを調整する必要がありますが、
その際に自分が使っている
竿の硬さに合わせて
ドラグ設定をすることで、
合わせ切れを減らすことができます。
というのも、アジングロッドは
各メーカーから発売されており、
棒のように張りが強い竿や
竹のようにしなやかな竿など、
色々な硬さの竿があります。
ということは、
同じ力で合わせを入れた場合、
張りが強い硬いロッドだと、
ラインへの負担が大きくなりますが、
柔らかいロッドだと
竿が合わせの力を吸収して、
ラインへの負担が少なくなります。
すると、同じドラグ設定だと、
張りが強いロッドの方が
柔らかい竿よりも
合わせ切れしやすくなります。
そういった理由から
自分が使っているロッドに合わせて
適切なドラグ設定をすることで、
合わせ切れを減らすことが
できるのです。
参考までに
僕のドラグ設定値を紹介します。
普段から
土肥富の製品テストのため、
硬めの竿から柔らかめの竿まで
色々な種類の竿を使っているので、
参考にして頂ければと思います。
0,2号
100g~150g
(慣れたら200g)
0,3号
150g~200g
(慣れたら250g)
0,4号
200g~250g
(慣れたら300g)
エステルの
劣化した部分をカットして、
リーダーの太さも
きちんと合わせてから、
このくらいの数値で
ドラグ設定をすれば、
かなり張りが強い
棒のようなロッドでも
ノット部分の合わせ切れは、
ほとんどなくなるでしょう。
正確にドラグ設定する方法とは?
ドラグ設定の方法ですが、
最初は自分の手の感覚を
信じて行うよりも
錘などを使って設定する方が
正確にできます。
①ロッドにラインを通して
リーダーまで結んだ状態にする。
②重さが分かりやすいように、
水を入れたペットボトル、
缶コーヒーなどを袋に入れて
ラインを袋の取っ手に結ぶ。
※ジグヘッドを結んで
袋の取っ手にひっかけるのでも可
※ペットボトルには
自分がドラグ設定したい
重さ分の水を入れます。
例、200gに設定したいなら
200CCの水を入れます。
③ロッドを水平に
ゆっくり上げていき、
持ちあがるくらいで
ドラグが出るように調整する。
※竿を真上に立てて持ち上げると
ベリー部分に負荷が掛かって
折れる可能性があるので、
必ず水平に持ち上げてください。
この順序で行い、
錘が持ち上がるくらいの時に
ドラグがジッと出るように
設定することで
正確なドラグ設定ができます。
そしてこの方法でドラグ設定をしたら
手でラインを引っ張って
「どのくらいの力でラインが出るか」
という感覚を覚えておくと、
今後のドラグ設定が楽になります。
というのも、
釣り場で根掛りをした時や
想定外の大物が掛かった時など
ドラグ設定を変えた時に、
釣り場で毎回重りをぶら下げて
ドラグ設定をするのは、
めんどくさいですね。
近くに人がいたら
こいつ何やってんだ?と
白い目で見られてしまいます(笑)
そこで、
正確にドラグ設定をした状態で
ラインを引っ張って、
手にラインが出る感覚を
覚えさせていくと、
そのうち重りをぶら下げなくても
正確にドラグ設定が
できるようになります。
この力で引っ張ったら
200gくらいの設定かな?
みたいなかんじで。
手で感覚を覚えたら
釣り場でも簡単に
ドラグ設定ができて、
合わせ切れを
減らすことが可能です。
エステルに合わせるリーダーの種類
エステルのリーダーは
何を使っていますか?
という質問をよく頂くので、
僕がよく使っている
リーダーを紹介します。
僕が使っているリーダーは、
ナイロン、フロロカーボン、
エステルの3種類です。
この3種類を状況や気分で
使い分けしています。
ナイロンリーダー
ナイロンは伸びがあるので、
アジの吸い込みが弱い状況で使うと、
フロロやエステルと比較して、
アジが吸い込みやすくなり
フッキング率が高くなります。
アジの吸い込みが弱い状況は
アミパターンや冬の低水温期、
産卵パターンの時に多いですね。
また、アジが水面直下にいる場合も
比重が低いナイロンを使う事で、
水面直下を攻めやすくなります。
そういった状況の場合は、
基本的にナイロンのリーダーを
使うようにしています。
最近使っている
ナイロンリーダーはこちら↓↓
フロロカーボン
一番使用頻度が高いのが
フロロカーボンですね。
ラインの伸びが少ない分、
たくさん数釣っても
ナイロンのようにラインが伸びて
切れやすくならないですし、
根ズレに強いので
藻や岩などに当たっても
なかなか切れにくいです。
値段は少々高いですが、
一番使用頻度が高くなっています。
僕が使っているリーダーは
主にバスザイルを使っています↓↓↓
エステル
エステルをリーダに使う時は、
水深が10m近くあるポイントや
キャロやフロートで遠投する時など、
伸びの少なさがメリットになる状況で
使うようにしています。
元々ハリス用として作られた
硬さのあるラインなので、
遠投の釣りで使っても
ナイロンやフロロと比べて
絡みにくいです。
しかし、エステル×エステルの組み合わせは
伸びが少なくて感度が上がる半面、
合わせ切れが発生しやすいので
使用の際は注意が必要です。
エステルのリーダーは
ホンテロンを使っています↓↓↓
まとめ
今回は、
アジング初心者がよくやる
エステルを使った時の合わせ切れを防ぐ
3つのコツを紹介しました。
この3つのコツを実践するだけで、
エステルを使った時の合わせ切れを
ほぼ無くすことが出来るでしょう。
エステルのデメリットである
合わせ切れが減ることで、
アジが釣れている時合いの中でも
リーダーを結び直す必要がなく、
ジグヘッドやワームも無くすことなく、
お財布にも優しくなり、
ストレスフリーでアジングができ
釣果アップに繋がるでしょう。
僕自身もエステルを使い始めた当時、
合わせ切れが多発して
かなり悩んでましたが、
今回3回に分けて紹介した
対処法を実践することで、
今ではほとんど合わせ切れを
することがなくなりました。
もしあなたが
エステルの合わせ切れで
かなり悩んでいるなら
ぜひこの内容を
実践してみてください。
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