この記事を書いた人

あおむし/矢野。愛媛県在住。国内最古の針屋、土肥富のテスター。レンジクロスフック、レンジクロスヘッド、フロードライブヘッド、ラッシュヘッドの設計、テストを担当。アジングで累計20000匹以上のアジを釣った経験を元に、より多くのアジを釣るための情報を発信しています。

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アジングロッド

20コルトUX、夢鯵、ソルセン スペリオル、FS大阪2020で気になった製品をチェック②!

こんにちは、矢野です。

 

今回はFS大阪2020で気になった

アジングロッドをチェックしてきた話です。

 

 

アジング関係の製品は

すでに飽和状態になっていると感じつつ、

アジングロッドは各メーカーさんから

毎年のように新作が出るので

実は楽しみにしています。

 

気になっている方も多いと思いますので、

今年も気になっていたアジングロッドや

会場を歩いていて目に入ったロッドなど

色々なアジングロッド触ってきたので

紹介していきますね。




新しくなった夢鯵シリーズをチェック

日新さんのアジングロッドと言えば夢鯵シリーズ。

 

たしか何年か前のFSの時に

夢鯵シリーズを触りましたが、

6フィート台で90gの重さで

かなり重たかったんですね。

 

これだけ重さがあると

少々の風でもロッドがぶれずに

釣りができるメリットがあるのですが、

個人的にちょっと重たいと

感じていました。

 

 

 

しかし今年出ていた新しいモデルは

5フィート台で40g台になってました。

 

今までの日新さんのアジングロッドは

手元で重量を重たくしてバランスをとる

ロッドを作るイメージがあったので

軽量のアジングロッドを出してくるのは

ちょっと意外でした。

 

前作が6フィート台で90gあったので

大幅なダイエットというか

今風のアジングロッドのように

一気に路線を変えてきましたね。

 

 

で色々触って確認してみましたが、

ロッドのバランスもきれいに出ていて、

テンション抜けのアタリや

潮の流れの強弱も

手元にしっかり伝えてくれそうです。

 

以前のモデルよりも全体的に張りがあり、

1g前後のジグヘッドが

軽快に操作できそうな感じ。

 

グリップ周りの反響なども出ていて

今までの夢鯵シリーズとは違った

今風のアジングロッドに

仕上がってました。

 

特にロッド単体でのバランスは

今回触った5~6フィート台のロッドの中では

一番よかったですね。

 

このバランスだと

産卵期の反響が出にくい

テンション抜けや荷重変化の

アジのアタリもよく取れそうですね。

 

個人的にトップガイドに

トルザイトリングが使われているのが

気になりましたが、

ロッドバランスが非常によく、

印象に残ったアジングロッドでした。

 

芸術的なロッド、IR-511

※画像撮影、ブログへの掲載は社員の方に許可を得ています。

 

なにやらモーリスさんのロッドに

19ヴァンキッシュを取り付けたら

ヴァンキッシュが重たく感じるくらい

軽量のロッドがあると聞いたので、

ちょいと見に行ってきました。

 

斬新なリールシートをはじめ、

細部に様々な工夫がされた

ロッドビルダーさんが垂涎ものの

ロッドがたくさん並んでましたね。

 

 

ロッドの軽量化、各部の細かい作りこみを見ていると

安達さんが情熱大陸に出る日も近いかもしれません(笑)

ウエダのIR-64使いの僕としては

やっぱりIR-511が気になりました。

 

今回の展示されたロッドは

まだ発売されるか決まってないようですが、

これだけ作りこまれたロッドは

どれか1本使ってみたいですね。

 

今回展示されていた

どのモデルが販売になるのか

楽しみにしておきます。

18コルトのチタンティップに20コルトUX

毎年見に行っている

オリムピックさんのアジングロッド。

 

そろそろヌーボコルトプロトタイプが

モデルチェンジするかと思ってましたが、

まだいい感じで売れているので

モデルチェンジしないようですね。

 

まぁ僕もまだ手元に2本置いてあるくらい

非常に完成度が高いロッドなので、

モデルチェンジしなくてもいいんですが(笑)

 

 

ヌーボコルトプロトタイプは

モデルチェンジしてませんでしたが

今年はコルトUXが発売になるので、

チェックしてきました。

 

今年はいつも話を聞いている

18コルトの設計者の方が居なかったので、

数年前にお話ししたことがあった

営業さんに色々と説明してもらいました。

 

 

まずは18コルトに

チタンティップのモデルが追加。

 

ティップに重量のあるチタンが付くと

ロッドバランスが先重りしやすくなりますが、

きちんとリフト&フォールの釣り方で

テンション抜けのアタリも感知できるように

きれいにバランスが取れてました。

 

「いい設計してるだろ?」とドヤってる

設計者さんの顔が頭に浮かびます(笑)

 

 

そして今回見ておきたかったのが

20コルトUXシリーズ。

 

1万円台前半の低価格ということで、

安かろう悪かろう的な感じの

それなりのロッドだと思ってたんですよ。

 

しかしちょっと触ってみたら

その考えが間違っていたと

すぐに分かるくらい

出来のいいロッドでした。

 

20コルトUXのブランクは

18コルトをベースとしたブランクを採用。

 

どのモデルも予想以上によかったのですが、

個人的に持ってすぐにビビッときたモデルは

612L-HSですね。

 

ステンレスガイドの重さの影響で、

ロッドがだるく感じると思ったけど、

きちんとロッド全体に張りがあり、

リフト&フォールの釣りで

ジグヘッドの操作、アジを掛ける動作が

行いやすいように仕上がってます。

 

ロッドバランスも

ステンレスガイドの重さの影響で、

「先重りになってるかな?」と思いましたが、

きちんとテンション抜けのアタリが

取りやすくなるように

ロッドバランスを考慮して仕上げてますね。

 

このロッド単体で持った感じのバランスだと

180g~190gくらいのリールを取り付けると

テンション抜けのアタリが取りやすい感じ。

 

ロッドの価格から考えると

18レガリスくらいの価格帯のリールで

タックルバランスが取れるように

セッティングしてあるのかなと。

 

 

コスパ最高のリール!18レガリスをアジングにおすすめする3つの理由!

 

 

ロッドの反響感度も調べたけど、

グリップ周りもよく響くなど、

手元できちんと反響が伝わってきて、

1万円台前半とは思えないくらい

よくでていましたね。

 

このロッドよりも価格は高いけど、

感度、バランスが悪いアジングロッド、

他メーカーにあったような気が(笑)

 

 

今回の20コルトUXシリーズは

ただ価格の安いだけのロッドを

作ったというのではなく、

安いけどアジングに必要な性能を

詰め込む工夫がされてるのを

ロッドから感じました。

 

 

営業さんに「こんなに安くて大丈夫なの?」

と聞いてみたら、

20コルトUXは低価格に抑えるために

海外の協力工場で組み立てを行っており、

徹底的なコストダウンを実現。

 

品質も維持できるように

検査を徹底して行うようです。

 

しかし使っているパーツ類は

18コルトをベースとしたブランクに

ガイドもSIC-Sを採用するなど

各パーツの価格もそれなりに掛かっており、

正直いうと利益率は

度外視しているらしいです。

 

利益率を度外視してまで

20コルトUXを販売する理由は

オリムピックのロッドを

多くの方に知ってもらうのが狙いで、

1万円前半という低価格で

このスペックのロッドを

販売するとのことでした。

(実売価格は9000円台になりそうとのこと)

 

う~ん、すでにオリムピックの名前は

多くの人に知られている思いますが(笑)

 

 

個人的には同じ価格帯の某メーカーの

シェアを取りにいくんじゃないかなと

思ったり。

 

もしくはこのロッドをフロントエンドにして

来年あたりにバックエンドとなる

高級モデルのアジングロッドが

新しく出るのかな?と予想しています(笑)

 

ヌーボコルトプロトタイプの出来がいいので

それを超えるモデルの開発は大変そうですね。

 

 

毎年新しいモデルのアジングロッドが

オリムピックさんから出てくるので、

来年も楽しみにしておきます。

 

ソルセン スペリオルシリーズもチェック

僕の手持ちのロッドの中でも一番多い

ソルティセンセーションシリーズ。

 

僕の釣り方や愛媛のポイントに

合っているロッドが多いので

64T、67S、70T、

73T、76T,78Tと

様々なモデルを使ってきました。

 

こうして使ったモデルを書いてみると

チューブラ率が非常に高いなw

 

エバーグリーンさんの展示は

ロッドにリールが付いていて、

ラインも通してくれた状態で

展示されていたので

めっちゃよかったですね。

 

ロッド単体で持つよりも

リールを付けた状態の方が

タックルバランスが分かりやすく、

ラインも通してロッドの曲がりや

手元に伝わる振動などを

より詳しく確認できました。

 

 

改めてスペリオルシリーズを触ったのですが、

以前のソルセンシリーズよりも、

感度などワンランク上に上がった感じで

やっぱりいいですね。

 

色々触っていると

欲しくなるロッドが増えてしまうので、

ちょっと控えめに触ってました(笑)

 

社員さんにちらっと聞いたのですが、

ソルセンのスペリオルシリーズは

現在のラインナップにない

別のモデルもテストしているみたいです。

 

 

ついでに64T(シャープカット)の

もっと硬いやつをお願いしたら

苦笑いされましたw

 

個人的に購入を検討していたのが

去年の秋くらい?に発売された

83のチューブラのロッド。

 

購入を検討している理由は2つあって

1つは年1回くらいのペースで

掛けたら延々走られて止まらない

得体のしれない大物を獲るために

パワーのあるロッドが欲しくなった。

 

もう一つはこの83Tは

30gまでを投げることができるので、

今までエギングロッドじゃないと

投げれなかった重量の飛び道具も扱えて

探れてなかった場所も探れるようになり、

今までよりポイントの視野が広くなって

釣果アップに繋がる可能性が

高いと感じているから。

 

あとは個人の好みの問題で、

この感じのロッドが好きだからですね(笑)

 

そんな感じで購入を検討していた

83H(マイティハンツマン)。

 

色々と触っていると

欲しい欲求が抑えきれなくなったので

早速購入しました(笑)

 

 

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年一回くらい何もできないままブチ切られる魚がいるので、ソイツを獲るために新しいロッドを購入。 「獲れない魚はエイだろ」という意見は受け付けない。あれはきっとアジのはずだw 未知なる領域に遠投も可能で、どんな魚が出るのか楽しみでしょうがない。 負荷が掛かる釣りなので耐久性の高いリールをこの竿に合わせる予定だけど、19セルテートにしようか20ツインパワーにしようか迷い中。 この迷ってる時間も楽しかったりするw #アジング #エバーグリーン #ソルティセンセーション #マイティハンツマン #土肥富

Toru Yano(@toru.yano)がシェアした投稿 -

 

今までよりも遠投ができるので、

ポイントの見直しが必要だけど、

どんな魚が出るのかめっちゃ楽しみです。

 

【インプレ】ソルセン シャープカット SPRS-64UL-T をアジングに使った感想!

不動、神岐という名のプロトロッドをチェック

最後はレガーメさんのロッド。

 

去年テスターになったゴチ君が

監修しているロッドが展示されていたので、

見に行ってきました。

 

 

ゴチ君がテストしているロッドは

66と610の2本。

 

 

66は完成には程遠い状態だけど、

610は95%完成しているみたいですね。

 

610は主に尺メバル用のロッドで、

ティップはソリッドを採用。

 

バットからベリーにかけては

たくさんの尺メバルとの

強引なやり取りを繰り返しても、

破損しにくい4軸カーボンを採用。

 

ロッドの張りもただパツパツに

強く張りを持たせただけでなく、

尺メバルを掛けてから

暴れにくくなるように張りを調整。

 

魚を掛けてからのやり取りが

スムーズになるように

ロッドの張りを何パターンもテスト。

 

そのおかげで尺メバルを

岩や藻場から引きはがずパワーと、

魚が暴れにくくなる張りの強さを

うまく融合させることに成功したようです。

 

 

もう1本テスト中の66は・・・・・

 

 

これから進化させていくって感じなので、

どんなロッドになるのか

楽しみにしておきましょう(笑)

 

まとめ

今回はFS大阪2020で気になった

アジングロッドを中心に記事を書きました。

 

アジング関係の製品も飽和状態とはいえ、

毎年新しいアジングロッドが出るのを

密かに楽しみにしています。

 

数年前から20g近いフロートが

各メーカーから登場したので、

そのフロートを扱えるように

パワーのあるロッドも多く登場していたのが

印象的でしたね。

 

Ⅿキャロが登場した時にも

遠投の釣りが流行って、

キャロが扱えるロッドが増えましたが、

再びその流れが来ているかなとも思ったり。

 

 

今年も色々なロッドを触りましたが

自分が予想していたよりもよかった

アジングロッドが多かった印象ですね。

 

まぁ一部は持った瞬間に

「なんだこれ?」と感じて

何事もなかったのように

棚に戻したロッドもありましたが(笑)

 

 

今回触ってきたロッドの中で

個人的に使いたいと思ったのは4本あり、

すでにソルセンの83H-Tは買いました。

 

しかし他にも使ってみたいロッドが多いので

金策に苦労しそうです(笑)

 

来年は各メーカーさんから

どんなアジングロッドが登場するのかな?

 

今回のフィッシングショーで

現在開発中のモデルの話も

ちらっと聞くことができたので

楽しみにしておきます。


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