こんにちは、矢野です。
今回はアジングジグヘッドの
選び方のコツについて
かなり深い部分まで掘り下げて
紹介します。
アジングが流行り始めて、
多くのメーカーさんから
多種多様なアジングジグヘッドが
登場しました。
アジングが流行る前、
アジングに適したジグヘッドがないと
悩んでいた時期が懐かしいですね。
しかしアジングジグヘッドの選択肢が
多くなったのはいいけど、
「どう選んだらいいのか分からない」という声も
たくさん聞くようになりました。
ロッド、リール、ライン、ワームに拘るのも大事ですが、
アジングジグヘッドはアジの口に一番最初に触れる部分。
きちんとしたフックを選択してないと、
「アタリがあっても掛からない」といった事になり、
適切なアジングジグヘッドを
使っていた場合と比べて、
釣果に大きく差が出ます。
「アジングにはこのジグヘッドがおすすめ!」と
紹介されているのは見かけますが、
アジ生態や捕食などの観点から、
このようにアジングジグヘッドを選ぶと
フッキング率が高くなる!
という内容はあまり見かけません。
そこで今回は、このアジングジグヘッドがいい!と紹介するのではなく、
フッキング率を上げるために
僕がやっているアジングジグヘッド、フックを選ぶ時に
意識している6つのポイントを紹介します。
※今回はワーム形状等は考慮せずに、
フックのみで考えた選び方になります。
アジングジグヘッドの種類はショートシャンク、ロングシャンクで分ける!
フッキング率を上げるための
アジングジグヘッドの選ぶ前提知識として、
アジングジグヘッドを
ショートシャンク、ロングシャンクの
2種類に分けて考えます。
ショートシャンク、
ロングシャンクの2種類に分けたら、
次は針先の方向で分けます。
針先が外向きに開いているオープンゲイプ。
針先がまっすぐのストレート、
内向きになっているクローズゲイプの2種類で
分けて考えておくといいでしょう。
現在発売されている
アジングジグヘッドの種類は
ショートシャンクのオープンゲイプ、
ショートシャンクのストレート、クローズゲイプ。
ロングシャンクのオープンゲイプ、
ロングシャンクのストレート、クローズゲイプ。
大きく分けてこの4種類になります。
この4種類の分け方を基準にして、
どのジグヘッドを選んだらいいのか?というのを
絞っていきます。
アジングの釣り方に合わせてジグヘッドを選ぶ!
現在アジングで一般的に行われている釣り方は、
大きく分けてリフト&フォールとリトリーブの釣り方の2つが
主流となっています。
あまり知られてませんが、
それぞれの釣り方によって、
アジがジグヘッドに捕食してくる位置が
変わってきます。
アジが捕食してくる位置が変わるという事は、
それぞれの釣り方で同じジグヘッドを使用していると、
「フォールでは掛かりやすい。けどリトリーブになると掛かりが悪い」
といった事が起こります。
そこで、それぞれの釣り方に合わせた
アジングジグヘッドを選択すると、
フッキング率向上につながるのです。
リフト&フォールの場合はショートシャンクのオープンゲイプ!
リフト&フォールの釣りだと
食わせの間のフォールの時に、
アジが下や左右などから
ヘッド部に捕食してくる場合が多い。
となると、シャンクの長さが短い
ショートシャンクのジグヘッドを選択した方が、
ロングシャンク使用時よりも
フッキング率が高くなります。
また、オープンゲイプを選ぶ事で
喉奥に掛かりやすくやったり、
ジグヘッドがアジの口に触れずに
吐き出されることが少なくなり、
アタリを感知しやすくなります。
リフト&フォールに適したショートシャンク、
オープンゲイプのおすすめのジグヘッドは、
超鋭利な針先を搭載したレンジクロスヘッド。
アミパターン最強フックを搭載したフロードライブヘッドが、リフト&フォールのアジングに向いたおすすめジグヘッドになります。
リトリーブ(巻き)の釣りはロングシャンクのストレートゲイプ!
リトリーブの釣りの場合だと、
アジが後ろから捕食してくる場合が多い。
よってショートシャンクを使用していると、
フックが口の部分まで吸い込まれなかったり、
口の浅い部分に掛かってしまう場合が多くなる。
ゲイプもリトリーブの釣りで
オープンゲイプを使用すると、
口の浅い部分に掛かってしまって
バラシやすかったり、
吸い込みが浅いのに針先が
アジの口に触れてしまい、
吐き出すのが早くなり
フッキング率が下がりやすい。
その反面、ストレート、クローズゲイプだと、
口の浅い部分に掛かる事が少なくなり、
食いが浅くても針先が口に触れにくいので、
アジが追い食いしやすくなる。
そのような理由から
リトリーブ(巻き)の釣りの場合は、
ロングシャンクのストレート(クローズ)ゲイプのジグヘッドを
選択してやるといいでしょう。
ライトゲーム究極のスタンダードを
追求したラッシュヘッドが、
リトリーブのアジングに向いた
ジグヘッドになります。
アジのサイズでフックサイズを選ぶ!
リフト&フォール、リトリーブの釣り方に合わせて、
ショートシャンク、ロングシャンクの選択をしたら、
次に決めるのはフックサイズ。
アジのサイズが変わってくると、
口の大きさも変わってきます。
ということは、
釣れるアジのサイズ(口の大きさ)に合わせて
フックサイズを変えてやる必要があり、
これを意識してみると
フッキング率が大きく上がります。
パッケージに掛かれている
#4などのフックサイズは、
ゲイプの幅(ふところ)で決まります。
大きいサイズのアジになると口も大きくなり、
多少フックサイズが合ってなくても
フッキング率に影響は出にくいですね。
しかし20cm以下のサイズになると、
アジの口の大きさも小さくなるので、
フックサイズの選択が重要になってきます。
このゲイプの幅を
アジの口の大きさに合わせてやることが、
フッキング率を上げる為に
とても重要な項目になります。
アジのサイズ別フックサイズ選択の目安。
究極の刺さりを追求したレンジクロスヘッド(#4)の場合だと18cm~30cm。
アミパターン最強フックを搭載したフロードライブヘッド(#6)の場合だと15~20cm。
究極のスタンダードを追求したラッシュヘッドMサイズ(#4)だと18cm~30cm。
同じくラッシュヘッドLサイズ(#2)だと25cm~50cm。
大体このような感じで
アジのサイズに合わせて、
フックサイズを選択すると
フッキング率が大きく上がります。
アジの活性でフックサイズを調整!
上記のアジのサイズに
フックサイズを合わせても、
フッキング率が上がらない場合があります。
そのような場合は、
アジの活性が低くて吸い込みが弱く、
フックサイズが大きくて吸い込めてない。
もしくはアジの活性が高く、
フックサイズが小さくて、
アジの口に触れずに吐き出されている。
といった2つの原因が、
主に考えられます。
20cm以上のアジでも、
アミパターンや産卵期などで吸い込みが弱い、
低水温期や酸欠など
諸々の事情で活性が低い場合は、
レンジクロスヘッドよりも
フロードライブヘッドの方が、
フッキング率が良くなる場合があります。
逆に小魚などのベイトに付いてるアジ、
朝、夕のマズメの高活性なアジは、
20cm以下でもフロードライブヘッドではなく、
レンジクロスヘッドを選択した方が
すっぽ抜けなどが減り、
フッキング率が高くなります。
アジのサイズ、活性にフックサイズを合わせても
フッキング率が悪い場合は、
ワームが影響している場合もあるので、
ワームサイズも見直してみるといいでしょう。
針先は必ず鋭いものを選ぶ!!
今まで何度も書いていますが、
針先はアジに最初に触れる部分。
ここが鋭くないと、
いくら釣り方に合わせた
アジングジグヘッドを選択しても
フッキング率は上がりません。
僕も昔は針先に対して
それほど意識していませんでした。
針先が少々鋭くなくても
合わせを強く入れたら刺さるだろう・・・・と。
しかしそれの考えは間違いだったようで、
ある時にアジがよく釣れているタイミングで
針先が鋭いフックと鋭くないフックを比較してみました。
鋭いフックだとアタリがあったら
90%ほどのフッキング率でしたが、
鋭くないフックだと
30パーセントほどのフッキング率でした。
しかもアタリの数も
鋭い針先の時と比べて半分以下に減って、
しかもアタリがぼやけた感じになりました。
比較のために
また鋭い針先のジグヘッドに変えたら、
アタリの数も増え
尚且つ明確なアタリを
感じるようになりました。
なぜこのような事が起きるのか?というと、
アジは口が非常に柔らかい魚。
針先が鋭くないと
口の中で針が滑ってしまい刺さりません。
アタリの大きさも
針先が口の中で引っかかろうとする
鋭い針先のものと
摩擦が少ない鈍った針先とでは、
鋭い針先のフックの方が
口の中で滑りにくくなるので、
手元に感知できるアタリは
大きくなります。
これを経験してからは、
シャンクの長さやゲイプの幅だけ
意識していた考えを改め、
針先の鋭さにも拘るようになりました。
「新品ならどれでも鋭いでしょ?」
と思う方も居られると思いますが、
フックを製造している工場の技術力の差で
新品のフックでも針先が鈍っている物も
あったりします。
新品でも購入時した後に
針先の確認をする事を強くおすすめします。
アジングジグヘッドに
鋭い針先が必要な理由について
動画を撮りました。
魚の体重と針先の関係など
かなりマニアックな内容まで
紹介しているので
合わせてご覧ください。
線径はタックルバランスに合わせて選択!
各メーカーさんの
アジングジグヘッドで使われている線径は、
0,5mm~0,7mmの間が多いです。
0,5mmの細軸だと刺さりは良いけど強度が低い。
0,7mmの太軸は
その逆で強度があるけど刺さりが悪くなる。
それぞれ一長一短ありますが、
主にタックルの強さ、ドラグ設定などで
選ぶといいでしょう。
最近主流のエステルラインを使用して、
尺くらいまでのアジを狙うのなら、
ドラグが緩い状態でも
刺さりやすい線径を選択。
針先の鋭さにもよりますが、
大体0,5mm~0,6mmくらいまでの間が
ストレスなく使える範囲。
尺~ギガアジ~テラアジ狙いで
PEライン、シンカーアジングなどの
強度があるラインを使用するなら、
フックの伸びなどを考慮して
0,7mmほどの太軸を選択するといいでしょう。
針屋が教えるおすすめのアジングジグヘッド3選!
18cm~アジのリフト&フォール向きのアジングジグヘッド
18cm~のアジのリフト&フォールに向いた
おすすめのジグヘッドは、
レンジクロスヘッド。
レンジクロスヘッドとは
国内最古の針屋、土肥富から発売されている
アジングジグヘッド。
アジングの基本的な釣り方、
リフト&フォールに最適な
シャンク長、ゲイプ幅、ヘッド形状で設計。
針先は究極の刺さりを追究した
レンジクロスフックMを採用することで、
既存のアジングジグヘッドの中でも
最高の鋭さを誇る。
あまりの刺さりの良さに
1度使うと他のジグヘッドが
使えなくなるという人が続出。
20cm以下のアジのリフト&フォール向きのアジングジグヘッド
20cm以下のアジの
リフト&フォールにおすすめなアジングジグヘッドは、
フロードライブヘッド。
ジグヘッドの存在感がわかりやすい
抵抗受け流し系のヘッド形状。
20cm以下のアジに合わせた
シャンク長さ、ゲイプ幅を設計。
針先は究極の刺さりを追及した
レンジクロスフックSサイズを搭載することで、
非常に刺さりがいい。
20cm以上のアジでも
活性が低い時やアミパターンの時などは
フロードライブヘッドを使うと
フッキング率が高くなる。
レンジクロスヘッドと同様に、
1度使うと他のジグヘッドが
使えなくなる人が続出中!!
リトリーブの釣りに向いたジグヘッド
リトリーブの釣りに向いたジグヘッドは
ラッシュヘッドです。
飛距離が出やすい弾頭型のヘッド形状に、
アジが後ろから捕食してくる
リトリーブの釣りに最適な
シャンク長、ゲイプ幅で設計。
針先はS、Mサイズはレンジクロスフックと同様に
超鋭い針先になっています。
アジのサイズに合わせて
S,M、Lサイズから選ぶといいでしょう。
針屋が教えるアジングジグヘッドの選び方のコツとおすすめ3選!まとめ
まずはフォール、リトリーブの釣り方に合わせて、
ショートシャンク、ロングシャンクのジグヘッドを選択。
これを基準にして、
アジのサイズ(口の大きさ)に合わせて
フックサイズ(ゲイプ幅)を選択してやります。
そして現場で実釣して
フッキング率が悪いなら、
アジの活性に合わせて
フックサイズを変更してやると
いいでしょう。
線径は、対象のアジのサイズと
タックルバランスに合わせて選択。
針先は当然鋭い製品を選択。
実釣している際に、
こまめに針先チェックすることも忘れずに!
これをやるだけで
フッキング率が大きく上がります。
ジグヘッドは今回紹介した
土肥富のジグヘッドを使うと
びっくりするくらい上がりますので、
ぜひお試しください。
動画でもアジングジグヘッドの選び方を
紹介しているので
よろしければ合わせてご覧ください。
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