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アジングに第四のラインが登場?FS大阪2020で気になったアジング製品をチェック①

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、矢野です。

 

今回は毎年恒例となっている

フィッシングショーで気になった

アジング関係の製品を紹介していきます。

 

といってもアジング関係の製品は

ここ数年でだいぶ飽和状態になっており、

あまり目新しいものがなかったな~というのが

今年の正直な感想。

 

まぁ中には製品のコンセプトが面白くて

思わず突っ込みたくなった

製品はありましたが(笑)

 

そんな飽和状態の中でも

個人的に気になってた

アジング用のアイテムが何点かあったので、

夕方から時間をいただいて

チェックしてきました。

 

1記事でまとめて紹介しようと思いましたが、

記事書いていたら長くなったので

まずは第四のラインから紹介します。




アジングに第四のラインが登場?

 

今回のフィッシングショーで

一番見たかった製品が第四のライン。

 

ネットでこのラインを知った時に

比重イメージ2や3と記載されていたので

「このラインは使ってみたい」と思い、

速攻買おうと思ったら、

欲しい号数の200m巻きは

ちょうど売り切れ。

 

60m巻きはあったんですが、

焦って買わずにフィッシングショーで

現物見てから買うことにしました。

 

そしてこのメーカーさんのところに行って

色々と第四のラインについて質問したところ、

比重2とか比重3と書いているのは

あくまで比重のイメージ。

 

実際のライン素材の比重は1,45程度で、

シンカーアジングと同じ

ポリアリレートという素材を使った

ラインということが分かりました。

 

 

画像引用 http://www.hokuetsu-metal.com/line.html

 

メーカーのホームページには

比重イメージ2と記載されており

「メタルラインかな?」と勝手に思い込んでたので

「シンカーアジングと同じ?」と分かった時は

ちょっと拍子抜けでした・・・。

 

というかホームページには

比重イメージ2,0と記載されているのに

実際の素材比重は1,45しかないんだったら、

きちんとラインの素材比重1,45と

表示してくれた方がうれしいですね。

 

実際に僕は比重イメージ2を見て

このラインを買おうと思ったのですが、

他にも比重2のラインと思って

買ってしまう人がいるんじゃないかなと。

 

 

比重イメージ2と記載されているのに、

実際の素材比重1,45しかなかったら

「なんだそりゃ?」ってなりますから。

 

第四のラインの素材は?

この第四のラインに使われている素材は

ポリアリレートという素材。

 

シンカーアジングにも

使われている素材ですね。

 

ポリアリレートという素材を

作っているのがクラレとKBセーレンで、

それぞれ製造元で名前が違い、

クラレはベクトラン、

KBセーレンがゼクシオンという

名前になります。

 

シンカーアジングはゼクシオンを

採用しているのに対し、

第四のラインはベクトランを

採用しているとのことでした。

 

ベクトランを採用した理由が、

社内で素材強度を測定した時に

ベクトランがゼクシオンよりも強度が出たから

第四のラインにベクトランを採用したようです。

 

ベクトランというと

シンカーアジングの前身の

アジングプロトラインで使われていた

素材ですね。

 

アジングプロトラインを使ったのが

もう8年くらい前になるのかな?

 

書いてて懐かしい(笑)

 

シンカーアジングよりも硬さがあって、

ノットの難易度も高かったし、

割と糸鳴りが発生しやすかったですが、

PEラインよりも感度がよく

初めて使った時に感度がよくて

衝撃を受けたのを今でも覚えています。

 

そのアジングプロトラインと同じ

ベクトランを使ったラインが

この第四のラインということになります。

 

なので比重イメージ2と記載されていますが

あくまでイメージということで、

実際の素材比重は1,45で、

アジングプロトラインと同じ

ベクトランを使ったラインということです。

 

 

 

シンカーアジングについて知らない方は

先にシンカーアジングについて知っておくと

この第四のラインの記事が理解しやすくなりますので、

合わせてご覧ください。

世界が変わる超高感度ライン!141シンカーアジングのインプレ!フジノラインから発売されてる超高感度アジングライン「141シンカーアジング」 現在、アジングのジグヘッド単体に使用されてい...

 

第四のラインの強度

 

第四のライン強度は

パンフレットを見た感じだと

めっちゃ高いですね。

 

なんと0,2号で6lbもあるんですよ。

 

ただし表記が最大強度になっていたので、

平均強度を聞いてみたところ、

0,2号~0,4号で4,85lb~6.62lb、

キロで言うと2,2~3キロほど。

 

号数によっても強度は

あまり変わらないとのことでした。

 

シンカーアジング0,2号が

平均強度3,7lb。

 

第四のライン0,2号が

平均強度が4,85lbなので

同じ0,2号でも第四のラインの方が

かなり高いですね。

 

素材の供給元の違い以外にも

原糸の太さ、編み込み方や

撚り数の違いなどで

同じ号数(0,2号)でも

強度にかなり差がでています。

 

ただ僕が見た感じだと

ラインの太さは同じ0,2号でも

第四のラインの方が

シンカーアジングよりも

若干太い感じがしました。

第四のラインの撚り数、真円

第四のラインの撚り数

第四のラインのは4本撚りと思っていたけど、

パンフレットを見たら2~8本撚りと記載されていました。

 

そこで各号数の撚り数を聞いてみたら

0,2号、0,3号、

0,5号、0,6号は2本撚り。

 

0,4号のみ4本撚りみたいです。

 

意外と2本撚りの号数が多いようですね。

 

それぞれの号数を作れるように

原糸の太さに合わせて

撚り数を変えているとのことでした。

 

 

2本撚りになると真円が気になったので、

そのあたりもバッチリ確認してきました。

真円

2本撚りの影響なのか、

僕が見た感じだと

きし麺のように扁平になっており、

お世辞にも真円が出ているとは

言えないですね(笑)

 

PEラインは撚り数が少なかったり、

製造するメーカーによっては、

きし麺のようなラインが稀にありますが、

このラインも手に取ってみると

きし麺のように扁平になっていました。

 

編み込みも緩くなっていて、

藁を編み込んだ感じで凸凹してましたね。

 

ただ、今回展示してあるサンプルよりも

製品版はもっと真円が出ているように

なるとのことでした。

 

第四のラインの糸鳴りは?

ラインの扁平具合を見て

糸鳴りも気になったので聞いてみたところ、

糸鳴りは発生するけど、

気になる人と気にならない人が

居るようです。

 

まぁ使用するロッドの種類や

ガイドの種類やガイドセッティング、

巻きの釣りをするのか

リフト&フォールの釣りをするかによっても

糸鳴りの大きさは変わるので

そうなりますよね(笑)

 

テストした方?は

最初の試作品の時は

糸鳴りが気になったらしいですが、

今の完成品になると糸鳴りは

気にならなくなったようです。

 

テストしたアジングロッドや

ガイドの種類(SIC-S、トルザイト)による

糸鳴りの違いも聞きましたが、

そこまでは分からないとのことでした。

 

どちらにしろ多少なりとも

糸鳴りは発生するようです。

 

ノット(結び方)

ノットはFGノット、電車結びともに

結束部分にアロンアルファを付けることで

強度がほぼ100%ほど出るみたいです。

 

アロンアルファ無しの場合だと、

FGノットが7割程度。

電車結びが5~6割程度の強度になるようです。

 

 

シンカーアジングをFGノットで組む場合、

PEラインのように強く編み込むと

結束強度が著しく低下して、

髪の毛のような強度しか出ないことが

よくあります。

 

頑張って結んだのに

少し力を入れて引っ張ると

簡単にプチっと切れる経験を

よくしたのが懐かしいですね(笑)

 

第四のラインでFGノットを組む時も

そのあたりが気になったので聞いたところ、

PEラインの時と同じように

きつく編み込んでも問題ないと

教えてもらいました。

 

メーカーの方はアジングで使うなら

電車結びの強度でも十分問題なく、

強度が欲しいならアロンアルファの使用を

推奨とのことでした。

 

PEラインのように結束できるのなら、

シンカーアジングのデメリットである

ノットの難易度が解消されているので

かなり大きな武器になりますね。

 

第四のラインまとめ

今回のフィッシングショー大阪2020で

一番注目していた第四のラインですが、

比重2はあくまでイメージで、

実際はシンカーアジングと

同じ性能を持つラインでした。

 

シンカーアジングの前身である

アジングプロトライン(4本撚り)を

2本撚りにしたイメージの方が

分かりやすいかもしれません。

 

比重イメージ2と

ホームページに記載されていたので

「フロロよりも比重のあるラインが出た!!」

と一人勝手にテンション上がってたので

ちょっと肩透かしを食らった気分ですね(笑)

 

説明を聞いた感じでは、

シンカーアジングよりも強度があり、

ノットも簡単にできそうな感じ。

 

価格はシンカーアジングと

同じくらいの価格になるそうです。

 

ただ個人的に気になったのが、

2本撚りで作られている部分。

 

製品の真円度が悪いのなら

飛距離の低下や潮の影響を

受けやすくなる部分に加えて

糸鳴りが発生しやすくなります。

 

これがシンカーアジングと比較して

悪い方に大きく差が出るのなら、

シンカーアジングの代わりとして

使用するのは難しいですね。

 

 

他にも、このラインについて

もっと掘り下げて聞きたかったのですが、

尋ねた時間が16時過ぎ。

 

片付けをしながら説明してくれていた

メーカーの方が段ボール担いで

どこか行かれてしまったので、

これ以上聞くことはできませんでした。

 

 

というわけで第四のラインについては以上です。

 

 

次回はFS大阪で気になったアジングロッドを

チェックしてきた記事になります。

 


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