こんにちは、矢野です。
今回は、レガーメさんのアジングロッド
不動を紹介しますね。
レガーメさんのロッドは
色々な種類がありますが、
今回紹介するのは
610の長さで
ソリッドティップが搭載された
不動と言うモデルになります。
この不動という竿、
メバル用に開発したみたいですが、
振ってみたらソリッドを含めて
全体的に張りが強くて
これ、アジングロッドとして作ったんじゃね?
って思いましたね(笑)
で、実際に使ってみたら
一般的な水深5mくらいの漁港や
水深が10mを超える深い場所など
色々なポイントで、
1g以上のジグヘッドを使った
リフト&フォールの釣りや
10g前後のキャロや
スプリットが使える
汎用性の高いロッドで、
感度も予想以上に出ていて
びっくりしましたね。
そして、色んな場所で使ってみて
僕が今まで使ってきた竿で
何か似ているやつがあったな~と思ったら、
ウエダのロッドで
棒のように張りが強い4Sー610S。
ある程度張りがあるけど
アジを掛けてからよく曲がる
4S-611EXの中間くらいの感じで
仕上がっていましたね。
で、この竿は
メバル用に開発した竿なので
アジングで使った場合の
情報がほとんどなく、
不動はアジングで使えるの?と
気になっている方も
結構いると思います。
そこで、今回は
不動の感度やロッドバランス、
性能を活かせる使いどころなどを
紹介していきますね。
この竿はYouTubeでも
実釣動画を交えて紹介していますので、
合わせてご覧ください。
感度
感度はよく出ていますね。
予想以上によかったので
びっくりしました(笑)
ただ、神感度ってどうなのか?って
聞かれることが多いんですが、
神感度というのが
明確な基準があるわけでもなく、
自分が使ってきた竿の種類によっても
感度の基準や手の感覚が変わるので、
一概にどうなのか?というのは
言えないですね。
ただ、この不動に関しては
いい感度が出ていますよ。
通常の活性のアジのアタリが
取れるのはもちろんですが、
アミパターンの時の
カサッというアタリや、
産卵期の中でも
アジの産卵が近い時に多く出る
ツッという繊細なアタリも
普通に感知できました。
特に産卵間近の
繊細なアジのアタリを取るには
かなり感度が出ている必要があり、
感度が悪いロッドでは
産卵前のアジのアタリが
ほとんど感じれないという場合も
あったりするんですよね。
なので、この産卵前の
アジのアタリが取れるか?というのは、
僕がロッドの感度が良いか悪いかの
判断基準の1つとして
重要な要素になりますが、
この不動は
産卵前のアジのアタリも
普通に感知できる、
いい感度が出ていました。
さらに、アジのアタリが
感知できる感度だけでなく、
海底の底質も感知しやすいですね。
ジグヘッドが
海底に当たった感触が
サラサラっという感じなら
底質は砂地だったり、
コツコツっという感じが手元に伝わったら
底に岩があるといった感じで、
ジグヘッドが海底に当たった感触で
海底の底質も判断しやすいです。
アジは海底の地形変化がある場所に
付きやすい傾向があるので、
海底の底質や地形変化が分かりやすいと、
アジの付き場も見つけやすくなりますし、
底に岩があることが分かれば、
大きくアクションを入れて
ジグヘッドを浮き上がらせて
根掛りを回避できるなど、
大きなアドバンテージを得られます。
ちょっと最初は
こんなに感度が出ているとは
夢にも思わなかったので、
実際に使ってみたら
あれ、これ感度いいやん~って
ちょっと感動しましたね(笑)
ジグヘッドの操作感
ジグヘッドの操作感は
1gのジグヘッドを付けて
アクションを入れた時に
トントンっという操作感が
手元によく伝わってきますし、
10g前後のキャロも
イメージ通りに操作出来るなど
汎用性が高いですね。
個人的に
1gのジグヘッドの
操作感は分かりにくいかな?
と思ってましたが、
意外とよく手元に伝わってきて
分かりやすかったです。
アクションを入れた時の
ジグヘッドの操作感が手元に
トントンっと伝わることで、
ジグヘッドがどの位置にあるか
把握しやすくなって
いま何をやっているか
さっぱり分からないってことを
減らせますね。
これだけ張りがあるロッドだけど、
1gのジグヘッドの操作感が
分かりやすいのは意外でしたね。
さらに1gのジグヘッドの操作感が
分かりやすいだけでなく、
2g前後の重ためのジグヘッドを
水深10mほどの深いポイントで使っても
イメージ通りに操作できます。
そして、ジグヘッドだけでなく、
10g前後のキャロやスプリットも
イメージ通り操作しやすく、
ジグヘッド単体やキャロ、スプリットまで
色々なリグが扱いやすいですね。
水深10m超えの深いポイントでも
ジグヘッドやキャロ、スプリットを
イメージ通りに操作しやすく、
岩があれば大きく動かして
根掛りを回避しやすいです。
これが柔らかいロッドだと
水深が深くなると
アクションを竿が吸収してしまい、
ジグヘッドが上下に全然動かずに
根掛りしやすくなったりしますが、
不動は水深が深いポイントでも
ジグヘッドやキャロを
きちんと動かせるので、
柔らかい竿よりも
根掛りを減らせますね。
特にタングステンのキャロや
スプリットを使った時に
根掛りしてしまうと、
値段高価なので
半泣きになりますが、
不動は根掛かりの回避を
柔らかい竿よりもやりやすいので、
積極的にタングステンを使えます(笑)
タックルバランスが出るリールの重さは?
不動に合わせるリールは
170~180gくらいの
重さのリールを組み合わせると
いいタックルバランスが出ます。
最近の140g前後の
超軽量リールで使うと
ちょっと先重りのバランスになって
ジグヘッドの操作感が
分かり難くなってしまいます。
なので、
170~180gの重さの
リールを合わせると
1gのジグヘッドの操作感が分かりやすい
ベストなバランスになりますね。
僕は約170gのリール、
スティーズタイプⅰを
よく合わせて使っています。
持ちやすい持ち方は?
フロントグリップの長さがあるので、
リールフットに指を挟む前持ち、
指を挟まない持ち方など
どの持ち方でも持ちやすいです。
僕はリールフットに指を挟まない
前持ちで持つのですが、
最近のロッドは軽量化のために
フロントグリップが
短いロッドが多いので、
前持ちでは結構
持ちにくかったりします。
しかし、この不動は
フロントグリップの長さもあるので、
前持ちでも持ちやすいですし、
リールフットに指を挟む持ち方でも
持ちやすいですね。
合わせるラインは?
不動に合わせるラインは
PEラインやシンカーアジング、
THE ONEなどの
伸びが少ないラインが
オススメですね。
伸びがあるエステルを使った場合、
アクションを入れても
ジグヘッドがイメージ通り動かずに
根掛かりが多発してしまったり、
合わせを入れても
ラインが合わせの力を吸収して
合わせが決まりにくくなります。
0,4号以上の太さを使うと
ラインの伸びが少ないので
ある程度は対応できますが、
2g前後の重ためのジグヘッドや
キャロ、スプリットを使ったり、
水深が10mを超える
深いポイントで使う場合もあるので、
伸びが少ないPEラインの方が
操作性など圧倒的に良く
ストレスなく使えますね。
僕はPEラインを
メインで使っています。
不動の投げやすさは?
張りが強いロッドにしては
普通に投げやすいですね。
ある程度、張りが強いロッドは
投げる時に指を離すタイミングが
シビアな場合が多く、
指を離すのが早いと
ジグヘッドが足元に
ドボンと突っ込んだり、
離すのが遅いと
上の方にピヨ~ンと
フライで飛びやすいです。
しかし、この不動は
柔らかいロッドとまではいきませんが、
指を離すタイミングが
そこまでシビアでないので、
結構投げやすいですね。
あまり張りが強い
パッツン系のロッドに慣れてない方は
少し練習が必要かもしれませんが、
指を離すタイミングがシビアではないので、
すぐに上手く投げれるようになると思います。
ロッドパワーは?
PEライン使用時に、
水深10mほどのポイントで
10gのキャロを
50mほど遠投した先の
底付近でアジが食ってきても
線径0,71mmのフックで
フッキングできるパワー。
3gのジグヘッドを
フルキャストして
10mの底付近の距離でも
フッキングできる
パワーがあります。
610の長さということで、
フッキングストロークも十分あり、
ロッドのパワー不足により
フッキングが決まらないことは
今のところ感じてません。
しかし、これはジグヘッド単体、
キャロ、スプリットを使った場合で、
フロートを使た時は
ちょっとフッキングが
決まりにくい場面があります。
というのも、フロートの場合は
合わせを入れた時の抵抗が
キャロよりも大きいので、
同じ重さのキャロと
フロートで比較した場合、
フロートの方が
合わせが決まりにくいですね。
これはロッドの長さが610しかなく、
フッキングストロークが短いので
仕方ない部分ではあります。
なので、フロートを使う場合は
7gまでの重さで使うと
フッキングストロークが短いのと、
フロートの抵抗が邪魔で
合わせが決まりにくいというのを
軽減できますね。
ただ、フロートを使うよりは
ジグヘッド単体やキャロ、
スプリットを使った方が
扱いやすいのでおすすめです。
柔らかいロッドだと
合わせの力をロッドが吸収して
フッキングが決まらずに
かなりストレスを感じますが、
不動はフロート使用時以外は
そのようなストレスとは無縁で、
積極的に掛けていく
楽しさを味わえます。
やり取りの注意点は?
アジを掛けてから
ある程度は竿が曲がって
引きを吸収してくれるので、
腕の負担も少なく、
楽にアジを寄せてこれます。
張りが強い竿なので、
魚を掛ける前は
高弾性のロッドでよくある、
掛けた後に魚が激しく暴れる現象が
起きると思ってましたが、
意外とすんなり寄せれましたね。
ただ、高弾性のロッドの割に
竿が曲がって
やり取りが楽になるとはいえ、
魚を掛けた後は、
水平よりも少し上に構えて
ドラグを滑らしながらやり取りすると、
腕の負担も軽減できて、
魚とのやり取り時間も短縮できます。
これはどの竿を紹介する時も
同じことを毎回言ってますが、
竿を立ててやり取りをすると
アジを足元まで寄せてきた時に
急に下に突っ込んだりしたら、
竿のティップからベリー部分に
急激に負荷が掛かって
折れる可能性があります。
なので、
やり取りの時の竿の角度を
立て過ぎないように
ご注意ください。
僕は普段から
水平~水平よりも少し上に構えて
やり取りをしています。
抜き上げる時の注意点は?
不動で抜き上げた重量は
32cmのアジ(約340g)までですが、
意外と普通に抜けました。
尺メバル用に開発した竿だけあって
35cmくらいまでのアジなら
普通に抜き上げできるので
朝マズメや夕マズメの時合が短い時は
網で掬うよりも手返しが上がり、
数を伸ばしくなりますね。
ただ35cmほどのアジを
抜き上げれるパワーがあるとはいえ、
抜き上げの時に竿を立て過ぎると
ティップやベリーに負荷が掛かって
簡単に折れる可能性があります。
なので、抜き上げる時は
竿を水平よりも少し上くらいまで
立てるようにして抜き上げると、
竿の破損を防げます。
しかし、重い魚を抜き上げていると、
ロッドに負担がかかって
ダメージが蓄積していき、
寿命が短くなってしまうので、
余裕がある時は
網で掬うのがおすすめです。
不動の性能を活かせる使いどころは?
ちょっとフロートが苦手な
汎用性の高いアジングロッドなので、
ジグヘッド単体やキャロ、
スプリットなどのリグを使って
水深1mほどの浅いポイントや
水深10mを超える深いポイントなどで使うと
不動の性能を活かせます。
しかも各リグが、
「とりあえず使えるよ」
というレベルではなく、
それぞれ高次元で使用できます。
使用ラインは、
PEライン、THE ONE、
シンカーアジングなどの
強度のあるラインとの
相性がいいですね。
水深5mほどの一般的な漁港や
10m超えのディープなポイントで
1g以上のジグヘッドを使った
リフト&フォールの釣りや
スプリットやキャロを使って遠投で
沖のアジを狙うなど、
ホント色んな場所で活躍してくれます。
逆に港湾部で1g以下の
ジグヘッドを使ったスローな釣りや
フロートを使った遠投が多いなら
別のロッドを選んだ方が
快適に釣りができます。
僕は不動を使う時は
基本的にPEラインを使って
1g以上のジグヘッド単体で
20cm以上のアジを狙う時や
キャロ、スプリットなどの
遠投の釣りで使っていますが、
特に水深10mを超える
深いポイントで
重ためのジグヘッド単体や
キャロ、スプリットを使う時の出番が
圧倒的に多くなっています。
まとめ
というわけで、今回は、
レガーメさんのアジングロッド、
不動を紹介しました。
メーカーさんは
メバル用として開発したみたいですが、
個人的にめちゃくちゃ
アジングに使いやすかったです。
1g以上のジグヘッド単体や
キャロ、スプリットなど
1本で色々こなせるロッドで、
特に水深10mを超える
深いポイントで使うと
より性能を活かせますね。
張りは強いけど
1gのジグヘッドの操作感も分かりやすく、
10gほどのキャロも快適に扱える。
そして産卵期の
繊細なアジのアタリも感知できる
感度を備えてる。
メバル用として
開発されたロッドですが、
個人的にアジングの方が
使いどころは多い気がしますね(笑)
こういった張りが強い
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